ラオスで40年近く子どもたちの支援をしている「特定非営利活動法人ラオスのこども」は、子どもたちがいつでも本を読めるような環境を整備する活動の一つとして、学校図書室の開設を行っています。これまでイベントを実施してその収益により、ラオスの図書室へ新しい本を届けていましたが、コロナ禍の影響によりかなわない状況となっています。そこで、それに代わる方法として、ラオスのヴィエンチャン県にある学校図書室12カ所へ新しい本のセットを届けるため、書き損じ・使い残しハガキと未使用切手の募集を強化します。
年末年始で増える、あて名や住所を書き違えたり印刷ミスをしてしまった年賀ハガキ、使い残してしまったハガキ、未使用の切手が、ラオスのこども達の読書環境改善につながります。
35枚のハガキが、ラオスの絵本5冊に
ぜひ おうちで眠っている 書き損じ・使い残しハガキと未使用切手を送ってください。
「書き損じ・使い残しハガキと未使用切手による国際協力」仕組み
送った書き損じ・使い残しハガキと未使用切手は、ラオスの子どもたちの成長のため、新しい本として届けられます。少量でも、どんなに古い未使用のハガキ、切手でも、大歓迎です。ハガキや切手は何枚からでも受け付けているそうです。
書き損じたハガキは、郵便局で1枚5円の手数料でハガキや切手に交換できます。この仕組みを使って、「ラオスのこども」は、この切手を郵送料の支払いに使い、その分の通信費予算を本の出版事業などでの資金に振替えています。出版した本は、現地の学校図書室などに送り、ラオスの子どもたちの手に届きます。
詳細はこちら: http://www.deknoylao.net/part_6/part_6_6.htm
ラオスのこどもは「認定NPO」です。(26生都地第1340 認定年月日:平成26年11月26日)
認定NPO法人制度は、「運営組織及び経理が適切であること」や「事業活動の内容が適切であること」など八項目の基準を満たしたNPO法人を所轄庁(当団体は東京都)が認定するものです。全国にある51,042のNPO法人のうち1,177のみが認定NPO法人として認められています。
ラオスの教育環境の現状
6歳になれば小学校に入り、卒業すれば中学校に入学できるのが日本です。しかしラオスにはまだまだそうではない環境に生きる子どもたちが多くいます。学校が遠い、先生の話すことば(公用語のラオス語)と家で話すことば(民族の言葉)が異なり理解できない等の理由から、十分に学べずに小学校を中退してしまうこともあります。
近年は、小学校の卒業率は上がってきましたが、まだ教育環境が整備されていない学校が多くあります。とりわけ子ども達に必要な読書環境は、日本とは大きく異なります。家の近くに本屋や図書館があり学校には図書室があるのが日本ですが、ラオスでは本は日常の生活からとても遠い存在です。首都のヴィエンチャンでさえ、本を売っている店は数件しかなく、支援で開設されない限り学校に図書室はありません。ラオスには、教科書以外の本を読んだことがない大人や、絵本でワクワクどきどきすることなく育つ子どもたちが、今も多くいます。
お問合せ・送付先
(認定)特定非営利活動法人ラオスのこども
〒143-0025 東京都大田区南馬込6-29-12, 303
担当: 伊藤
Tel/Fax: 03-3755-1603
Mail: alctk@deknoylao.net
HP: http://deknoylao.net/
リモートワークのため、しばらくは Mobile 090-9641-7027 にお問い合わせください。
■個人情報について
・個人情報やご寄付のハガキは弊会が細心の注意を払い整理します。郵便局に持ち込まれたハガキは、溶解処理されます。
・ご寄付いただいた方のお名前を、弊会の発行物などでお知らせすることがあります。匿名希望の方はその旨をご明示ください。
新型コロナウィルスにより、世界中が大変な時です。こんな時だからこそ、できることをして、お互いを支え合っていきたいものですね。世界中の子どもたちがたくさんの本に出会えて、自分たちの世界を広げることができますように。