ノースフェイスの創業者兼CEOのハップ・クロップ氏やJPモルガンのグローバル成長市場担当で元CFOのアントニオ・ギルニエバス氏などの諮問委員会とともに、スポラ・バイオテック社は菌類からできた生地【スポラテックス】を世界に公表する予定です。
国際的なファッション、アパレル、家具業界の大手企業数社と提携することで、この素材を活用していきます。
チリで誕生し、アメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ等に展開している当社は、ブランドの継続的なグローバル展開と世界各地の生産拠点でのテストを中心に、1000万ドルのラウンドを終了する予定。
来たるべきメガラウンドに備えて、有力な企業と組むという大きな役割を果たしています。
3つの開発ミッション
当社の開発ミッションは、レザーに代わる菌糸体【スポラテックス】にとどまりません。
1)世界の生物多様性の高い地域での新種の菌類の発見
2)あらゆる地域のコミュニティにポジティブな影響を与える文化神秘主義
3)ナノテクノロジーと遺伝子改変ツールによる最先端技術
さまざまな消費者利益に対し、上記3つを基本にそれぞれ事業へ応用する際のテーマとなっています。
15カ月足らずの間に、アマゾンの熱帯雨林で2回、パタゴニアで1回、計3回調査を実施。
その結果、70種以上の真菌の生物多様性保全に貢献し、10種以上の新種の真菌を発見。
こうした調査を経て、最終プロダクトで見たこともないような素材の特徴、見た目、手触り、触感を実現することができるようになったのです。
世界初の特許申請
【スポラテックス】を製造する当社のエンドツーエンドのアプローチは、真菌の野生株から収穫後のプロセスにおける持続可能なナノテクノロジーの向上に至るまで、この種の特許出願としては世界初。
この開発では、気候危機を緩和するための競争において、小さいながらも重要なマイルストーンを担っています。
したがって、今後10年のカーボン・フットプリントは、今後100年の気候変動の道筋を決定し、今後100年が、今後1000年の運命を決定することになるのです。
最近では「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」が、世界で100点限定展開でキノコの菌糸体を使用した新作バッグ「フレイム マイロ™(Frayme Mylo™)」を7月に発売予定です。
また、日本では、土屋鞄製造所が、「マイロ(Mylo™️)」を採用した新モデルを発表したところです。
世界2位の環境汚染産業と呼ばれるアパレル業界の大手がSDGsに取り組んでいます。
まさかキノコが生地になるとは誰が予想したでしょうか。
実際に手に取って手触りなど確かめてみたくなりました。