今こそ贅沢な時間を。心地よい癒しの世界へといざなう動きと音【GRAVIMORPH（グラビモルフ）】

シンプルな組合せと自然の力である重力が生み出す贅沢な時間

「ものづくりの街」として知られる新潟県三条市の株式会社野崎製作所（創業1902年）が、デザイナーの樋口一成 教授と創り上げた、ユニークな癒しのカタチ【GRAVIMORPH（グラビモルフ）】をご紹介します。

【GRAVIMORPH】とは、GRAVITATION（重力）とMORPHOLOGY（形態学）という2つの言葉からできた造語で「重力によって動く造形」を意味しています。地球上で暮すわたしたちにとっても重力は切り離せないもの。そのためか、この製品を目にした時にその美しさだけでなく、根源的に共感する部分があったのです。
シンプルな形のモノの組み合わせが、自然の力である重力の影響を受け、素朴でユニークな動きと心地よい音を生み出します。

2種類のGRAVIMORPH あなたはどちら派ですか？

【SPINDLE（スピンドル）】

坂道に2枚の壁をつくり、その間に紡錘(※1)の形をしたモノを転がした時に生まれた作品。紡錘型のモノが両側の壁に交互にゆっくりとぶつかり、心地よい音を奏でながら坂道を下りていきます。
（※1）糸を紡ぐときに、糸を巻き付ける道具

▼実際の動きと音をご覧ください。重力によって生み出される不規則で趣のある動きと音、そして最後に木に触れあう音。美しさを支える技術までも感じられる動画です。

【WOBBLY（ワブリィ）】

日本に昔からあるそろばんの珠を、同じ太さの2本の棒の上に置い転がしたときに生まれた作品。そろばんの珠に2本の手が伸びたことで、ゆっくりとゆらゆら揺れる動きが生れました。

▼こちらも、実際の動きと音をご覧ください。しっかり耳を澄まさないと聴き逃してしまいそうな微かな音とゆらゆらと揺れる珠。いつの間にか過ぎて行く忙しい日常を省みたくなるような、SPINDLEとはまた違う美しさがあります。

「ものづくりの街」三条から

江戸時代の和釘造りに始まり金物工業が盛んで、現在まで「ものづくりの街」として発展してきた新潟県三条市。市内には300社以上の金属加工に携わる中小企業、50社以上の木工に携わる中小企業、またそれらをつなぐ様々な業種が密集した街として発展してきました。
その三条市にある野崎製作所（従業員9名）が、国立愛知教育大学 樋口一成 教授との産学連携により【GRAVIMORPH】は開発された商品で、樋口教授の長年の研究成果と、野崎製作所のものづくりの技術の賜物と言えます。

さらにこの【GRAVIMORPH】は、2019年8月にはアメリカ・ニューヨーク、北米最大規模で歴史と伝統ある見本市「NY NOW summer 2019」 で「destination:new」賞を受賞し、トレンド最先端の街で【GRAVIMORPH】が認められました。また、2020年2月にはヨーロッパ最大規模の展示会「ドイツ・アンビエンテ」に出展し、世界中の数ある商品の中から選ばれる「トレンド2020」にも選出されています。

野崎製作所 

三条市で1902年、初代社長 野崎與七が創業した野崎製作所（屋号 野崎久左衛門）。創業当時は木製タンスの金物等を製造していきました。その後時代のニーズにあわせ、日用品、アミューズメント製品、機械部品などを製造し、現在は農業機械部品や建築金物等を製造。より多くの人にものづくりの楽しさを体験してもらおうと2014年にものづくり体験サービス「NOZAKIN FACTORY」を展開。現在、キックスケーターやミニ台車の体験をおこなっている。

デザイナー樋口一成 教授

 愛知教育大学 幼児教育講座 教授。1987年よりGRAVIMORPH（重力によって動く造形）をテーマとする立体造形作品を制作。1988～1994年1～7回全国ウッドクラフト公募展にて大賞・最優秀賞・優秀賞・特別賞・奨励賞等を受賞。ころがるおもちゃ [DONGURI(どんぐり)] は2011年グッドトイに選定、2012年グッドデザイン賞受賞。 

商品詳細

【SPINDLE】

【WOBBLY】

いかがでしたか？
「いま、ここ」に集中したくなるような心地よさをあたえてくれるこの動きと音。
常に何かに追われがちな現代に生きる私たちにとって、ほんの数秒でも「質の高い時間」は貴重ですよね。いいお値段なので、まずはオフィスに導入などいかがでしょうか。
思わぬアイディアが浮かぶかもしれません！

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