3.11 現代の防災について考える 「コップ1杯の水で充電する」非常用モバイル充電器【AQUA Charge(アクアチャージ)】

今日3月11日で東日本大震災から丸9年が経ちました。被災された方々はもちろんのこと、被災地にいなかった人たちにとっても未だあの衝撃は忘れられません。今年は新型コロナウイルスの影響で各地の震災追悼式典が中止となりましたが、一人ひとりが防災について改めて考える日になればという想いをこめて、藤倉コンポジット株式会社が開発した現代の防災グッズ、非常用モバイル充電器を紹介致します。

南相馬市の工場が被災 だからこそ見えた必要なもの

東日本大震災、その後の大雨や台風による災害で求められたもの、それが”電源”でした。大切な人との連絡や、情報を得るためになくてはならないツールである携帯電話、スマートフォンの充電をするために欠かせない電源。

藤倉コンポジット株式会社(旧社名:藤倉ゴム工業株式会社)の工場の一つである原町工場は福島県南相馬市にあります。2011年3月11日の震災で工場で働く人やその家族が困ったことはライフラインが断絶された中で携帯電話の充電ができず情報を入手できないこと、そして家族、親族、友人の安否確認、また自分たちの無事を遠方に住む大切な人たちに伝えることができないことでした。

被災時の不安を少しでも減らしたい

「そんな災害時の不安を、自分たちの技術で少しでも減らせないか」という想いから2013年に研究がスタート。2016年、ついに法人向けの非常用マグネシウム空気電池【WattSatt(ワットサット)】が完成しました。これは、水(雨水でも海水でも可)2リットルで最大30台(同時充電5台)のスマホが充電できるという大容量の電池で、ビルの非常用設備としても設置されています。
その後「家庭用もあれば…」というお声からさらに研究を重ね、3年の歳月を経て非常用モバイル充電器【AQUA Charge(アクアチャージ)】が2019年に発売されました。

非常用モバイル充電器【AQUA Charge(アクアチャージ)】 約10cm角、約500gとコンパクトサイズ

約9割の人にとって災害時の必携アイテム、スマホ

同社が2019年に行ったアンケートによると、「災害時に避難場所に持っていくものとして、スマホは必須アイテムだと思いますか? 」という問いに対して9割以上の人が「そう思う」と答えています。さらに「スマホの充電器は、防災グッズとして必須アイテムだと思いますか? 」という問いに対しても9割以上の人が「そう思う」と答えているのですが、「携帯用充電器は持っていない」という人が4割、「携帯用充電器を持っているが災害時に電池・充電残量が十分にあるかわからない」という人が3割を占めました。スマホが必須アイテムだと思っていても、多くの方が備えられていないというのが現状のようです。

また、実際に災害による避難の経験がある方々へのアンケートでは「混雑するため、満足に充電できなかった」「避難場所では電気を自由には使えなかった」という声が多数上がっていたようです。
モバイル充電器の必要性に関しては「充電があれば周囲と連絡が取れるかもしれないという安心感がある」「気持ちの面でも不安がやわらぐ」など、充電器があることが災害時の不安軽減につながるという回答もみられました。

コップ1杯分の水があればスマホ2台をフル充電できる

嬉しい3つの特徴

  1. 長期保存でも確実に充電
    5年間の長期保存が可能で、保管中に性能が劣化しない(未使用状態で5年間品質保証)
  2. すぐに充電開始
    11,000mAhの大容量。水を入れてすぐにスマートフォンを約2台フル充電が可能(綺麗な水でなくても使用可能)
  3. 短時間でフル充電
    家庭用コンセントの充電と同等の時間で充電が可能(※急速充電には対応していません)

使い方もとっても簡単で、このキットと水さえあれば他に必要なものはありません!

非常用モバイル充電器【AQUA Charge(アクアチャージ)】

非常用モバイル充電器【AQUA Charge(アクアチャージ)】

地震、大雨、台風など、自然災害が多い近年。水や非常食は昔から言われている防災グッズなので意識にも刷り込まれていますし、色んな場所で用意されていますが、スマートフォンやその充電に関しては、こんなに生活に密着しているアイテムなのに忘れがちです。でも、密着しているからこそ忘れていはいけない防災グッズだなと感じました。
もちろん、使わない(=災害が起こらない)に越したことはないですが、少しでも安心できるように、またいざというときのために防災グッズに加えたいアイテムです。

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