凸版印刷がレンジ調理後そのまま食べられる新型包材【いただきピロー®】を開発

凸版印刷株式会社は「サステナブル バリュー パッケージ®」のラインナップの一つとして、新型包材【いただきピロー®】を開発。


最大限環境に配慮した商品を開発

本商品は、レンジ調理時の自動通蒸が可能で、開封後にそのまま食器として使用することができる、巻取りで納めるタイプのパッケージです。
また、従来のプラスチックトレー入りの製品と比較して、プラスチック使用量を約76%削減。外袋と内袋からなる軟包装パッケージ製品と比較してプラスチック使用量を約35%削減でき、包材製造時のCO2排出量を約20%削減できます。冷凍パスタや冷凍チャーハンなどの冷凍総菜向けに、2022年4月よりサンプル出荷を開始しています。

参照元:PR TIMES

開発背景ートレイとパウチのいいところ取り!

持続可能な社会の実現に向けて、世界的にプラスチックごみ対策や地球温暖化対策が活発になる中、環境負荷を低減するパッケージにも注目が集まっています。
凸版印刷はこれらの課題に対し、石化原料由来のプラスチックの使用量減とCO2排出量の削減を目的としたパッケージの開発を推進。また、コロナ禍を背景にした在宅時間の増加にともない、食に関する時間の短縮や手間の削減など「食の簡便化」のニーズが高まっています。
そのような「即食ニーズ」に応える代表的な容器には「トレイ」と「パウチ」がありますが、「トレイ」は食べやすいが廃棄時にかさばる、「パウチ」は廃棄しやすいが食器への移し替えが面倒、という課題がありました。こうした市場背景を受け、凸版印刷は2019年8月より、加工食品の包装に使用されていたプラスチックトレーを使用しなくても、そのまま食べることができる新型レトルトパウチ「いただきパウチ®」を開発、販売しています。

参照元:PR TIMES

今回開発した新型包材【いただきピロー®】は、既存の巻取り包材用充填機が使用可能なため、レトルト食品だけでなく、冷凍食品やチルド食品においてもプラスチックトレーを使用しない食品包装の対応が可能となりました。

【いただきピロー®】の特長

特殊なレーザー加工で広口開口を実現、そのまま廃棄可能な即食容器

参照元:PR TIMES包材表面に自由にレーザー加工を付与する新技術により、蒸気抜き機能とともに、レンジ加熱後に広口での開口が可能に。食器に移し替えることなく、そのまま食べることもできます。また食後は洗い物の必要はなく簡単に廃棄できます。

参照元:PR TIMES

充填設備の改造は不要

巻取り包材に特殊なレーザー加工を施しているので、食品メーカーで大きな設備改造は不要、従来使用されている巻取り包材用充填機での生産が可能です。

環境負荷の低減に貢献

プラスチックトレーを使用した製品から「いただきピロー®」に置き換えることにより、プラスチックの使用量を約76%削減が可能です。また、外袋と内袋からなる軟包装パッケージ製品から【いただきピロー®】に置き換えることにより、プラスチックの使用量を約35%削減、包材製造時のCO2排出量を約20%削減が可能です。


使い勝手が良いだけでなく、地球にやさしい商品が今後普及すると良いですね!

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