モードストリートの源流、コムデギャルソンオムプリュスのアーカイブ約100点が集結するオンライン限定イベントを開催

デザイナーたちが残した過去の名作を扱うセレクトショップ「Archive Store」は、90年代~2000年代初頭のアイテムを中心にコムデギャルソンオムプリュスのアーカイブ約100点が集結するオンライン限定イベント「Comme des Garcons Homme Plus: The Archives」を2022年2月22日(火)から3月21日(月)まで開催しています。

美術品としてのアーカイブではなく、衣服としてのアーカイブ

本イベントでは、1994AW『offbeat humor』の縮絨加工が施されたジャケットや1995AW『Sleep』のガウンコートなどを含むコムデギャルソンオムプリュスのアーカイブ約100点を販売。

1969年にデザイナー・川久保玲によって立ち上げられたコムデギャルソン。そのデザインは、社会に流されない自立した女性像が落とし込まれており、従来のようなフェミニンな要素がなく、黒を基調としたモノトーンやルーズなシルエットで、孤高の女性をイメージしたものでした。既成概念に挑んだ斬新な手法は「黒の衝撃」と称賛され、そのアヴァンギャルドかつクラシックなスタイルは瞬く間に広まっていきました。
そして、1984年にスタートしたメンズコレクションラインがコムデギャルソンオムプリュス。様々なカルチャーやスタイルが混在するファッションシーンの中で、1990年代初頭からクラシカルなモードと音楽やアートカルチャーを感じるストリートを融合させたスタイルをいち早く提示しており、まさに現在のモードストリートの源流と言えます。そのため、現行のモードストリートのアイテムとの親和性が高いアーカイブが多数存在しているのが特徴です。

昨今捉えられがちな“鑑賞”する美術品としてのアーカイブではなく、“着用”する衣服としてのアーカイブの提案を行い、その洗練されたクリエイションを今一度確認する機会を設けたいと考え、本イベントを開催する運びとなりました。

アイテム紹介

参照元:PR TIMES ▼1994 AW
『offbeat humor』
ウール素材を縮絨加工して、意図的に皺や毛羽立ちを表現したジャケット。西洋服飾のコンテクストとは異なる、コムデギャルソン独自の美を提示した作品とです。

参照元:PR TIMES ▼1995 AW
『Sleep』
数字のプリントが特徴的なチェック柄のガウンコート。リラックスや解放をテーマに、ホームウェアを意識したワードローブが多いコレクションです。

参照元:PR TIMES ▼1999 AW
『Souvenir Kitsch』
スカーフに用いられるシルク素材で作られたブルゾン。内側のウール素材を表面にして、インサイドアウトな着こなしもできます。

イベント名:「Comme des Garcons Homme Plus: The Archives」
期間:2022年2月22日(火)~3月21日(月)


アーカイブがこんなに集結するのは珍しいのでぜひチェックしてみてください!

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