XGIMIとは?
popIn Aladdin
XGIMI TECHNOLOGYは2013年に中国の成都で設立されたプロジェクターメーカーです。まだ若い会社ですが、2014年に第1世代のスマートプロジェクターを発売して以降、急成長を続け、2018年には巨大な中国のプロジェクターマーケットでシェア1位となり、2019年も2位以下を引き離すほどの出荷数量を誇るメーカーです。
社員の半数が技術者という筋金入りの技術者集団で、中国では多くの製品を販売しています。以下は製品の一部ですが、上位モデルには超短焦点の4K対応プロジェクター(XGIMIではレーザーTVと呼んでいます)もあります。
本国の中国では50店舗を超える直営店があり、超短焦点のプロジェクターも販売されていました。
OEM等も受けているようで、日本では、大人気のプロジェクター付きシーリングライト「popIn Aladdin」のプロジェクター部分にもXGIMIのマークが見られます。
XGIMIの日本進出は、持ち運びのできるモバイルプロジェクター「MoGo」「MoGo Pro」から
「MoGo」シリーズは持ち運ぶことを前提としたモバイルプロジェクターですが、最近クラウドファンディングキャンペーンで見かける小さいプロジェクターとは一線を画す本格的な仕様となっています。
十分な明るさとフルハイビジョンの高画質
エントリーモデルの「MoGo」は210ANSIルーメン、「MoGo Pro」が300ANSIルーメンです。MoGo Proのリアルな使用感が伝わるのが以下の動画です。日中の自然光+LEDの室内灯から夜真っ暗な状態までの実際の映りを確認することができます。
MoGo Proでも300ANSI ルーメンですので、日中は少し厳しいかもしれませんが、カーテンを閉めた状態や夜間は本当にきれいですね。スピーカーの性能は、この動画では少しわかりにくいですね。
解像度は「MoGo」が540Pで「MoGo Pro」は1080Pの解像度です。1080Pとは理論上、モバイルプロジェクターとして主流とされる720pの225%も鮮明な物となります。
スピーカーはHarman-Kardon
「MoGo」「MoGo Pro」共にHarman-Kardonのスピーカーを搭載しています。サウンドはGold Ear Philosophyを使用して専門的が調整したとのこと。実際に聞いてみると少し低音は足りない印象を受けるものの、サイズを考慮すれば素晴らしいサウンドでした。
オートフォーカス
「MoGo」「MoGo Pro」はオートフォーカス機能がついています。持ち運びするモバイルプロジェクターには必須ですね。スイッチを入れるだけで手軽に動画を楽しめます。
台形補正
po
プロジェクター付きシーリングライpopIn Aladdin
「MoGo」「MoGo Pro」にはもちろん台形補正機能がついています。タテ方向の補正は自動でプロジェクターがやってくれます。そして、ヨコ方向補正があるのがありがたいですね。これは意外と盲点で、モバイルプロジェクターでヨコ方向補正がない製品は多いです。どこに置いても大丈夫、本当に場所を選びません。
Android TV
XGIMIはGoogle社のAndroid TVの数少ないグローバルパートナーの中の一社です。他にどんな会社が認定されているかはGoogle社の公式サイトで確認できます。
Android TVは名前の通りTV用に最適化されたバージョンですので、操作性は非常に良いです。Google Play ストアは、Android TV 向けのコンテンツも充実しています。そこから数えきれないほどのゲームやYou Tubeなどの動画アプリをダウンロードして楽しむことができます。
もちろん、「OK Google」で声で操作することもできます。
大容量バッテリー内蔵で最大4時間の動画が楽しめる
「MoGo」「MoGo Pro」には10400mAh/4.2Vのパワーバンクに相当するバッテリーを内蔵しています。約1時間の充電で、動画では最大4時間、音楽のみを楽しむスピーカーモードなら8時間稼働します。
多彩なイン/アウトプット
10年耐久のLED光源
「MoGo」「MoGo Pro」はLED光源を使用しています。LEDは約30,000時間の寿命があり、これは今後10年間は毎日MoGoで4本の映画を見られる計算になります。
XGIMI 「MoGo Pro」「Mogo」の付属品(同梱物)
付属品は以下の内容となります。本体の他、電源ケーブルとリモコン、保証書兼取り扱い説明書が入ります。日本に出荷される正規品については、日本仕様の充電ケーブルと日本語も入った多言語の説明書が入るとのことです。
スペックで見るMoGoシリーズ「MoGo Pro」と「MoGo」の違い
下がスペック表ですが、同じ筐体でおそらく感じることができる差は明るさと解像度でしょうか。これか価格見合いで決めても良いかもしれません。
MoGo | MoGo Pro | |
投射技術 | DLP | DLP |
スペシャリティー | 3D | 3D |
明るさ | 210ANSI Lumens | 300 ANSI Lumens |
ディスプレイチップ | 0.23'' DMD | 0.23'' DMD |
レンズ | High Light Transmission Coated Lens | High Light Transmission Coated Lens |
解像度 | 960 x 540 (540p) | 1920 x 1080 (1080p) |
対応解像度 | 1080p/2K/4K | 2K/4K |
Projection Ratio | 1.2:1 (76-inch @2M) | 1.2:1 (76-inch @2M) |
台形補正 | Vertical: ±40 Degree, Horizontal: ±40 Degree (2D) | Vertical: ±40 Degree, Horizontal: ±40 Degree (2D) |
Off-axis | 100% | 100% |
投射方法 | Forward / Backward / Hang Ceiling | Forward / Backward / Hang Ceiling |
CPU | Amlogic T950X2 | Amlogic T950X2 |
GPU | Mali-G31 | Mali-G31 |
RAM | 2GB | 2GB |
ストレージ | 16GB | 16GB |
システム | Android 9.0 | Android 9.0 |
ミラーリング | Chromecast | Chromecast |
インプット | DC x 1 | DC x 1 |
HDMI x 1 | HDMI x 1 | |
USB 2.0 x 1 | USB 2.0 x 1 | |
アウトプット | Headphone x 1 | Headphone x 1 |
Wi-Fi | Dual-band 2.4/5GHz, 802.11a/b/g/n | Dual-band 2.4/5GHz, 802.11a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth 4.2/5.0 | Bluetooth 4.2/5.0 |
ノイズ | < 30dB | < 30dB |
消費電力 | 45W | 55W |
Power | AC100-240V, 50/60Hz | AC100-240V, 50/60Hz |
サイズ | 146x105.5x94.5mm | 146x105.5x94.5mm |
重量 | 0.9kg | 0.9kg |
同梱物 | 充電ケーブル、リモコン、説明書 | 充電ケーブル、リモコン、説明書 |
さてXGIMIと「MoGo」シリーズの概要をご説明してまいりました。
2020年はオリンピックイヤーです!開催は夏の暑い盛りですが、モバイルプロジェクターでアウトドアで盛り上がってもよいかもしれません。