「空飛ぶクルマ」(※1)および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDriveは、2022年1月5日(水)~7日(金)まで米国・ラスベガスにて開催されている、世界最大のテクノロジー見本市「CES 2022」に出展しています。2020年に日本初の公開有人飛行試験を成功させた「空飛ぶクルマ」の有人試験機【SD-03】のフルスケール展示機を海外で初公開します。
ブースの様子
新型コロナウイルス、オミクロン株の猛威により、当初の見込みより全体の来場者数は少なくなってしまいましたが、【SD-03】を一目見ようと多くの方がブースに訪れています。厳重な感染対策を実施した上で、密集を回避するブース運営を行う中、試乗希望者の列は絶えず、大変な注目を集めているのだとか。来場者からは「こんなに開発が進んでいた事を初めて知った」「自国でこれに乗れるのはいつ頃か」「デザインがカッコいい」等のコメントが寄せられています。
出展内容
2020年に日本初、公開有人飛行試験を成功させた【SD-03】のフルスケール展示機を展示しています。【SD-03】は、2025年にエアタクシーとして大阪ベイエリアでの事業開始を予定している【SD-05】の試験機です。【SD-03】で取得した数々のデータと知見が商用機となる【SD-05】の開発にフィードバックされています。
毎試乗ごとにアルコール消毒を実施し、厳重な感染対策を行っています。
今後の展開について
まずは日本にて、2025年に大阪ベイエリアでのサービス開始を予定。2022年1月4日に実施された、岸田内閣総理大臣年頭記者会見においても、「2025年に開催予定の大阪・関西万博に合わせて、世界に先駆けて空飛ぶクルマを実装するために、経済産業省や国土交通省関係省庁といった関係省庁だけではなく、民間業者、有識者、自治体等の関係者と一体となって、機体や運行管理の安全基準など必要な制度整備、さらには技術開発に取り組んでいきたい」とコメントがありました。
今後も関係者と協力しながら、実現に向けて開発を進めていく方針です。
※1 空飛ぶクルマとは:明確な定義はないが、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」が一つのイメージ。諸外国では、eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)やUAM(UrbanAir Mobilty)とも呼ばれ、新たなモビリティとして世界各国で機体開発の取組がなされている。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても2018年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、都市部でのタクシーサービス、離島や山間部の新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されている。日本では、2023年頃の事業開始、2030年の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されている。
以下のボタンから出展の様子が閲覧可能です!写真や動画を利用される場合は、「©SkyDrive」のクレジットを付けてご利用くださいね。