【実機レビュー】Cosmos MaxとHORIZON Proを比較してみた!実際の投影や音質についてもご紹介

Nebula Cosmos Max とXGIMI HORIZON Pro のどちらを買おうか迷っていませんか?

結論から言うと「投影の美しさ」を重視するならHORIZON Pro。「音響の美しさ」を重視するならCosmos Max がオススメです。

今回の記事では実機を使用し比較レビューを行いました。実際の投影や台形補正、オートフォーカス、スピーカーの音質など徹底的に比較しています。

今回行った比較の数々

次の目次から好きな項目にジャンプできます。

【目次】

  1. 外観
  2. 実際に投影した際の比較
  3. 台形補正(キーストーン補正)の比較
  4. オートフォーカスの比較
  5. スピーカーの比較
  6. 使いやすさの比較
  7. 価格
  8. 総評

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外観

左:Cosmos Max 右:HORIZON Pro

どちらもブラックのメタリックカラーで高級感が感じられます。どんなインテリアにも馴染みそうです。

大きさと重量

ペットボトルと大きさ比較

身長176cmの成人男性が持った時

実際に持ってみるとこんな感じ。どちらも部屋を移動する程度の持ち運びであれば簡単に出来ます。ですがHORIZON Proの方が、高さも幅も丁度良く持ちやすいと感じました。


Cosmos MaxHORIZON Pro
サイズ約 350 × 248 × 99 mm約 208 x 218 x 136 mm
重さ約3.6kg約2.9kg

実際に投影した際の比較

暗い部屋でCosmos Max とHORIZON Proを並べて投影しました。※壁に投影したものをスマホで撮影しています。

Cosmos Max よりも+700ANSI ルーメン明るいためか、HORIZON Pro の方が色鮮やかにハッキリと映し出されています。特に暖色系の色合いが表現豊かに感じました。


Cosmos MaxHORIZON Pro
解像度4K(3840 x 2160)4K(3840 x 2160)
明るさ
[ANSIルーメン]
15002200

より詳細に投影比較を見たい方は次のYouTube動画をご覧ください。

YouTube「投影比較 Cosmos Max vs HORIZON Pro」(外部サイト)

解像度の比較

解像度はどちらも4Kなのですが、色彩がハッキリしている分HORIZON Proの方が鮮明に見えます。

壁いっぱいに映し出しても、緻密な投影!これはかなり衝撃的で、本当に家の中に映画館が出来たかのように錯覚します。YouTubeで4K投影動画を公開しているので、気になる方はぜひご覧ください。

YouTube「HORIZON Pro 4K投影」(外部サイト)

YouTube「Cosmos Max 4K投影」(外部サイト)

並べて比較すると違いはありますが、それぞれ単体で見た場合には大きな違いを感じない人が多いのではないかと思いました。Cosmos MaxでもHORIZON Proでも美しい大画面を楽しめることは確かです。

明るさの比較

電気をつけた部屋で投影したときの様子
左:Cosmos Max 右:HORIZON Pro

スペック上では700ANSI ルーメンの差がありますが、そこまで明るさに違いは感じません。昼間でもカーテンを閉めれば映像を楽しむことが出来そうです。


Cosmos MaxHORIZON Pro
明るさ
[ANSIルーメン]
15002200

投影距離

1m離して投影したときの様子。数値は実測値です。
左:Cosmos Max 右:HORIZON Pro

両者とも投影距離に対する投影サイズはほぼ同じ。詳しい投影距離と投影サイズについては表をご覧ください。


Cosmos MaxHORIZON Pro
60インチ1.60 m 1.58 m
80インチ2.13 m2.12 m
100インチ2.66 m

2.65 m

150インチ3.98 m3.95 m
300インチ-7.95 m

※投影距離についてCosmos Maxは公式サイトのスペック(外部サイト)、HORIZON Proはスペックから計算で出しています。

投影サイズ

最大投影サイズはHORIZON Proの方が+150インチ大きく、最大300インチです。大半の方はCosmos Maxの最大150インチでも満足できそうですが、大画面にこだわるならHORIZON Proがオススメです。


Cosmos MaxHORIZON Pro
投影サイズ30 ~ 150 インチ 40 ~ 300 インチ

台形補正(キーストーン補正)の比較

HORIZON Pro もCosmos Max も台形補正機能は十分に揃っています。表にまとめるとこんな感じ。


Cosmos MaxHORIZON Pro
台形補正(自動)垂直 ±40°垂直 ±40°
水平 ±40°
台形補正(手動)垂直 ±40°
水平 ±40°
垂直 ±45°
水平 ±45°

HORIZON Proには、さらに驚きの機能が隠されています。それは障害物回避機能です。

HORIZON Proは障害物(柱)に投影が被った際に自動で回避

投影がスクリーンからはみ出した時や、コンセントや電気のスイッチなどの障害物に投影が被った時に、自動的に回避します。これはプロジェクターを置くスペースに制限がある時にも役立ちそうです。

実際の台形補正の様子は、次のYouTube動画でもご覧いただけます。

YouTube「HORIZON Proの台形補正」(外部サイト)

YouTube「Cosmos Maxの台形補正」(外部サイト)

オートフォーカスの比較

HORIZON Pro もCosmos Max もオートフォーカスを搭載。

Cosmos Max のオートフォーカス。リモコン操作で起動し、NEBULAのマークが表示される

リモコンのオートフォーカスボタンを押せば、瞬時にオートフォーカスが起動します。自分でピント調整しないで済むのはラクチン。

ですが、HORIZON Proのオートフォーカスはさらにスゴイ部分があります。

HORIZON Proを一気に壁から遠ざけた時の様子。投影距離が変わってもピントのずれを感じさせない
※オートフォーカスの動作だけを見れるように台形補正はオフにしています。

リモコンを使わずとも、プロジェクターの位置が変わった時に自動でオートフォーカスが起動。一気に投影距離を変えても分からないほど、高速で微細なピント調整を自動で行います。映像鑑賞の邪魔をせずに綺麗なピントを堪能できるのは嬉しいポイントです。

YouTube「HORIZON Proのオートフォーカス」(外部サイト)

スピーカーの比較

スピーカーにおいてはCosmos Maxが圧倒的!次のスペックを見ていただければ一目瞭然です。


Cosmos MaxHORIZON Pro
スピーカー10W x 4 (40W)8W x 2 (16W)

聴き比べをするとCosmos Maxの方がより繊細に音を再現しています。ただし、HORIZON Proは「DTS Studio Sound」をオンにすることでサラウンドサウンドのように聴こえる工夫がなされていて、十分に素晴らしい音質です。

ぜひ次のYouTube動画で聴き比べてみてください。

YouTube「スピーカー比較 XGIMI HORIZON Pro vs Nebula Cosmos Max」(外部サイト)

使いやすさの比較

ソフト面の使い心地はほぼ同じ

ホーム画面(左:Cosmos Max 右:HORIZON Pro)

両社ともOSはAndroid TV。OSバージョンの違いはあるものの使い心地はほとんど同じです。ホーム画面には様々なアプリやオススメ動画が並び、リモコンや音声入力で操作します。

Android TVとは、Google社が提供しているAndroidを搭載したスマートテレビ用のOSです。Google Playストアからは4,000を超えるアプリがダウンロードでき、数えきれないほどのゲームや動画アプリ、その他アプリが楽しめます。

YouTube、Hulu、dTV、Abema TVなどの動画アプリもダウンロード可能です。


Cosmos MaxHORIZON Pro
OSAndroid TV 9.0Android TV 10.0

Android TV 9.0 とAndroid TV 10.0 で使い心地の大きな差はありませんが、Android TV 10.0の方がシステム全体の安定性、セキュリティ保護の面でアップグレードしています。

リモコン

リモコン(左:Cosmos Max 右:HORIZON Pro)

リモコンのデザインはこんな感じ。ボタンの配置はほぼ同じです。HORIZON Proのリモコンは高級感のある金属製ですが、その分わずかにCosmos Max のリモコンより重みがあります。

Cosmos Maxは赤外線リモコンなので方向によってはリモコン操作に反応しない事がありますが、HORIOZON ProはBluetoothリモコンなので反応がとても良いです。


Cosmos MaxHORIZON Pro
リモコン赤外線リモコンBluetoothリモコン

インターフェイス

背面(左:Cosmos Max 右:HORIZON Pro)

電源ケーブルやHDMIを接続する部分は背面に集約されています。対応しているインターフェイスは次の表をご覧ください。


Cosmos MaxHORIZON Pro
入力

DC x 1

HDMI x 2 (ARC x 1)

USB x 2


DC x 1

HDMI x 2 (ARC x 1)

USB x 2

LAN x 1

出力OPTICAL x 1

OPTICAL x 1

ヘッドフォン x 1

三脚穴

底面(左:Cosmos Max 右:HORIZON Pro)

両方とも底面には三脚穴を搭載。一体型スタンドなどはありません。

価格

価格は両社ともほぼ同じ17万円台です。


Cosmos MaxHORIZON Pro
税込み価格179,980 円176,880 円

HORIZON ProにおいてはECサイトGlimpseに新規会員登録すると10%offクーポンを使って、約2万円程度お得に購入することが出来ます。そういった意味ではHORIOZON Proの方がお買い得です。

※価格情報は2021年5月時点のものとなります。最新情報は各商品ページをご覧ください。

※10%offクーポンは予告なく終了する可能性がございます。最新情報はHORIZON Pro販売ページをご覧ください。


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総評

様々な項目で比較してきましたが、Cosmos MaxとHORIZON Proのどっちが買いなのでしょうか?

個人的にはHORIZON Proがオススメです。鮮やかな色彩を投影し、最大投影サイズは300インチ、台形補正やオートフォーカスなどの補正機能も高性能。そしてGlimpseに新規会員登録すれば10%offクーポンがもらえます。

ただし、スピーカーにおいてはCosmos Maxの方が圧倒的に上質だと感じました。

是非、あなたのこだわりに合わせて選んでみてください。


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スペック一覧


Nebula Cosmos MaxXGIMI HORIZON Pro
投影解像度3840 x 2160 (4K)3840 x 2160 (4K)
明るさ1500 ANSIルーメン2200 ANSIルーメン
本体サイズ約350 × 248 × 99 mm208.4 x 218.4 x 136.2 mm
重さ約3.6kg約2.9kg
投影方式DLPDLP
画面縦横比16:916:9
推奨投影サイズ30 ~ 150 インチ40 ~ 300インチ
自動台形補正垂直 ±40°垂直 ±40°、水平 ±40°
手動台形補正垂直 ±40°、水平 ±40°垂直 ±45°、水平 ±45°
スピーカー出力10W x 48W x 2
CPUクアッドコア A55 ChipsetMT9629
GPUクアッドコア Mali G31Mali-G52
RAM2GB DDR2GB
ストレージ16GB eMMC32GB
OSAndroid TV 9.0Android TV 10.0
ミラーリング
入力DC x 1
HDMI x 2 (ARC x 1)
 USB x 2
DC x 1
HDMI x 2 (ARC x 1)
USB x 2
 LAN x 1
出力OPTICAL x 1OPTICAL x 1
 ヘッドフォン x 1
騒音32dB以下30dB 未満

※当記事における価格や仕様、デザインなどの商品情報は2021年5月時点の物であり、予告なく変更される可能性があります。最新情報は各商品の公式サイトをご覧ください。

※特に記載がない場合は、各プロジェクターはリセット後の標準設定のまま使用しています。