骨伝導イヤホンってどうなんだろう?気になる音質や音漏れについて試してみた【BoCo PEACE TW-1】【AfterShokz Aeropex】

最近耳にする機会も増えた「骨伝導」。普通のイヤホンやヘッドホンに比べて難聴になりにくい、周りの音を遮断しないので安全、なんて聞きますよね。でも音楽を聴くとなるとやはり気になるのは音質や音漏れ。実際どうなんでしょうか?音質、音漏れ、装着感、操作性などを検証してみました。

目次

●音が伝わる仕組みと骨伝導について

●BoCo PEACE TW-1レビュー

●AfterShokz Aeropexレビュー

●その他骨伝導イヤホン

●骨伝導ガジェットORII紹介

音が伝わる仕組みと骨伝導について

恐らく、骨伝導イヤホンを探している方々はもう骨伝導についてはご存知だと思うのでここでは音の伝わる仕組みについて簡単にご説明します。

骨伝導とは、読んで字のごとく「骨を伝い導く」ということですが、そもそも音が聞こえるしくみをご存知ですか?ざっくり言ってしまうと音というのは空気の振動なんです。
その空気の振動が通常は耳の中に伝わり、鼓膜を振動させ、さらにその奥の耳の器官から脳に伝えるという一連の流れによって私たちは音を聴いているのですが、骨伝導イヤホンではその振動を骨に伝えることによって音を聴かせるということ。

イヤホンは耳の鼓膜を損傷させ、難聴になるリスクがあると言われていますが、それでは骨を振動させて音を聴かせるなんて骨は大丈夫なの?という疑問も出てきますよね。
大丈夫なんです(もちろん常識的な範囲での音量での使用時の話ですよ)。なぜなら私たちは日常生活でも実は常に骨を伝ってある音を聴いているから。
それは”自分の声”。普段自分でしゃべっている声と、ビデオや録音された自分の声(他人に聞こえている声)が違うということは大抵の人が知っていることですよね(あれを知った時の衝撃たるや)。自分の発する声は自分には「骨の振動を伝った音+空気の振動を伝った耳からの音」が合わさって聞こえていて、他人にはこの「骨の振動を伝った音」は聞こえていないから違う音に聞こえるという事象が起こるのです。

さて、ちょっと難しい話をしてしまいましたが、それではその「骨伝導」を利用したイヤホン、実際に使ってみるとどうなのか?見ていきましょう!

とにかく手軽!音質、音漏れは想定の範囲内【BoCo PEACE TW-1】

まずはクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」でなんと1億6,400万もの支援金を集めた【BoCo PEACE TW-1】をご紹介します。

骨伝導イヤホンというと一般的にはこめかみあたりにイヤホンを当てて音を聴くのですが、【BoCo PEACE TW-1】は耳に挟むように装着し、耳の軟骨にイヤホンを当てます。

ほんとにイヤホン?!と思うようなデザイン。

正しい場所に当たっているのかわかりづらいのでちょっと最初はコツがいるかもしれません。
実は私、この【BoCo PEACE TW-1】が骨伝導初体験。やはり普通のイヤホンとは確実に違います。音が骨に伝わって聴こえているという感覚がなんとなくあり、音楽が頭蓋骨いっぱいに広がるような感覚です。

音質

音質はやはり普通のイヤホンには負ける、といったところでしょうか。特に気になったのは音量を上げた時の低音です。低音がちょっと弱いので音楽によっては普通のイヤホンで聴いている時となんか違うかな~とわかる感じです。クラシックだとバイオリンメイン、ピアノメインの音楽ならあまり問題ないのですが、オーケストラとなるとちょっと物足りないかな?というレベル。J-POPだと歌を楽しむ分にはどの歌も問題ないのですが、個人的感覚ではなんとなくOfficial髭男dismは物足りなく感じました。一方あいみょんやYOASOBI、米津玄師、King Gnuはそこまで気にならないかな、と感じました。この差が一体なんなのかはプロではないのでわからないのですが・・・

ただ、周りの音もひろうイヤホンである=本格的に音楽に没頭するためのアイテムではないと考えると何も問題はないのでは?と個人的には思うのです。また、音量控えめで聴いている分には気になりません。

音漏れ

するかしないかで言うとします。恐らくインナーイヤー型イヤホンと同じくらいなのではないかという感覚でした。もちろん、音量を上げれば上げるほど音漏れはします。音楽がわかるほど。それはどのイヤホンでも言えることですが。静かな部屋で距離の近いところに人がいる場合は気を付けた方がいいのかな、というレベルでした。ちなみに、大音量で流し、相手に音楽がわかるくらい音漏れしている状態でも相手と会話ができたのには驚きでした。イヤホンでは絶対にありえませんよね。

右左も超わかりやすいです。このLの文字の裏に操作ボタンがついています。

装着感

これは個人差があると思います。耳に挟むタイプなので、数十分で痛いと感じる人もいるようですし、私は初め1時間程度で少し痛くなったのですが、手が離せずそのままにしていたら気づくと3時間以上装着していた、ということがありました。気づいた時には痛みは一切なかったのでもしかしたら”慣れ”なのかもしれません。
女性はイヤリングやイヤーカフでこの感覚をもしかしたらもう味わっているので”慣れ”やすいのかもしれません。

操作性

本体下部についているボタンで操作するのですが、きちんと「カチッ」と押した感があるので一切困ることはありませんでした。ケースから取り出した時点でパワーオンになっていて、ボタンの長押しでパワーオフ。ダブルクリックで次曲などワイヤレスイヤホンを使用したことがあれば問題なく操作できると思います。

マイク

こちらもワイヤレスイヤホンで通話をしたことがあれば問題なく操作できます。また、音もきちんとはっきりと聞こえ、相手にもきちんと伝わっていました。こちらを使って家でビデオ会議をしたのですが、家の中の音も聞こえつつ、きちんと会議できたので便利!!と益々愛用中です。

私は主に家で使う用にこのイヤホンを手に入れたのですが、やはり周りの音が聞こえるとできることの範囲がぐっと広がりますね。インターホンの音、洗濯機の音、家族の声がきちんと聞こえるので音楽を愉しみながら日常生活を送ることができます。さらに完全ワイヤレスなので何も邪魔なものがない!すなわち使えるシーンを選ばない!これもかなりのポイントだと感じました。

音質も音漏れも心配なし!【AfterShokz Aeropex】

なかなか高級感のあるパッケージです。【BoCo PEACE TW-1】で骨伝導イヤホンに強く興味を持った私に全幅の信頼を置くある人が骨伝導イヤホンで有名なのは【AfterShokz】だと教えてくれたので、ちょっと調べてみたんです。すると確かに売れている&高評価だったこちら。気になり過ぎて【AfterShokz Aeropex】をポチってしまったのです。

こちらはこめかみに当てて聴くタイプです。

音質

いいです。思っていた以上に良かったです。音質のいいヘッドホンやイヤホンに比べるとやはり低音は劣りますが、こちらは【BoCo PEACE TW-1】で気になったOfficial髭男dismも気になりませんでした。高域音、中域音はクリアできれいです!ただやはりオーケストラは物足りないかな、という印象です。低音が特徴的な音楽を聴きたいという人には向かないかと思いますが、そうでない方にはかなりおススメできる音質でした。

音漏れ

通常音量(個人差がありますが・・・)で聴く分には音漏れもほぼなく聴くことができます。ちょっと音量を上げて、「あ、音漏れしてるかな」という場合でも何を聴いているかがわかるほど音漏れ、ということはありませんでした。音漏れのレベルとしてはインナーイヤー型よりもカナル型に近いレベルという印象です。こちらももちろん音量を上げても相手の声や外の音が聴こえるので安心ですね。

装着感

問題はここです。耳かけ型で後頭部にワイヤー(?)が渡る形なのですが、大きさの調整ができないので頭の後ろでワイヤーが余り、なかなか邪魔になることが・・・。髪が長い人は下の位置で結んでいると面倒なことになります。また、私的に大きかったポイントなのですがソファ等でごろんと横になりながらの使用ができません。動きでずれるということもないし、位置が合わないということもないのですが、この固定型のワイヤーは結構使えるシーンが限られるんだな、と思いました。小さく畳めないので持ち歩きもしづらいですしね。個人的にはこれだけがネックでした。あとちなみに・・・食べ物を食べながらだとこめかみ部分が動くので音の聞こえにも影響します。特に硬いものを食べながらだとかなり気になりました。でもこれ、スポーツ用として謳っているのでスポーツ用に使うと考えるとずれないし、圧迫感もないし良い!と思います。私のように家でゴロゴロしながら使いたい人にはおススメできない、というだけの話です(笑)。

操作性

右耳後ろ部分のボタンと、左耳部分のボタンで操作するのですが、こちらも操作性は何ら問題ありません。音量、オンオフのボタンと曲送りのボタンがまったく別ものというのは間違えることもなく、迷うこともなく案外便利かもしれない、と思いました。

画面右側のイヤホン部分についているボタンとワイヤー接続部分についているボタンで操作します。ワイヤー接続部分のボタンの奥にあるのは充電部分です。

マイク

こちらも問題、文句なしです!これは個人的な感想ですが、人の声に関しては通常のイヤホンよりも骨伝導イヤホンの方がよりクリアに聞こえるような気がしました。こもった感じも一切なく、いつも自分が聞いている状態に近いのでは?という印象です。なので、電話会議、ビデオ会議には普通のイヤホンより骨伝導の方がおススメです。周りの音もちゃんと聞こえるという点でも!

家の中で常に音楽を聴いていられるという幸せを味わっています。

やはり評価が高いだけありますね。音質、音漏れの面でも【AfterShokz Aeropex】は文句なしに使えると思いました。余談ですがこちら耳栓がついてくるんです。飛行機などの騒音が大きい場所で使う場合は併用してください、ということなのですが、家で試してみました。感動です。頭の中いっぱいに音楽が広がるあの感じ!!ちょっとクセになります。音楽を聴いているというよりも音楽の中にいるという感覚がもうたまりません。


私は日中、活動しているときは主に【AfterShokz Aeropex】を使い、夜ゴロゴロしながら使う時は【BoCo PEACE TW-1】という使い分けをしながら1日中音楽を愉しむという贅沢な日々を送っています。

その他骨伝導イヤホン

私が試した上記2つ以外にも骨伝導イヤホンはたくさんあります。もちろん、素晴らしいものもあればまだまだ発展途上なものも・・・
i-Padで音楽を聴きながら本を読む子に、子ども用骨伝導イヤホンなるものを買ってみたのですが(イヤホン難聴が怖いので)、これは失敗でした。まあ聴こえない。そして上げられる限り音量を上げると音楽がわかるくらい音漏れしている・・・。もう音漏れ音を聴いているのかイヤホンから聴いているのかわからないくらい。
子ども用だからかな、と諦めていますが、やはりきちんと調べて買うべきですね。

やはり人気はAfterShokzとBoCoのようですが、その他も少しご紹介します。

Bearoam X9
Bluetooth5.0・自動ペアリング・マルチポイント・高音質・ノイズキャンセリング機能・IP56防水

DenDen

CODEO
BluetoothR 4.1+EDR、IP4

KiwiSound
こんな変り種も!サングラスかと思いきやBluetooth搭載で音楽を聴くことができるだけでなくLINEやSNSの受信時に送信者とメッセージを読み上げてくれる機能まで。

骨伝導ガジェット【ORII】

Glimpseをいつもご覧くださっている皆さんは骨伝導と聞いてまず思い浮かべるのはやはり【ORII】でしょうか?
そう、Glimpseでお馴染みスマホと連動して使用するリング型デバイス【ORII】も骨伝導。リングを耳に当て、通話やメッセージの音声読み上げができる。さらに音声アシストや声によるメッセージの送信も可能。メールや電話の通知はバイブと光で教えてくれます。

骨伝導が何ら問題なく音を伝えてくれるアイテムだということはおわかり頂けたと思うのですが、指につけたそのアイテムがスクリーンレスでスマホ操作可能、と考えると改めてすごいと思いませんか?

マスクが必須になっている現在、スマホの顔認証が使えず面倒な手順が増えているという人もいますよね。ちょっとした確認から通話まであなたの指に付けた【ORII】でできたら便利になりますね!

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