「Red Magic 6」と「Black Shark4」どちらを買おうか迷っていませんか?
結論から言うととにかくハイスペックがいいという方は「Red Magic 6」。ゲーミングスマホデビューしたいけど高いのは無理という方は「Black Shark4」がおすすめです。
今回の記事では実機を使用し比較レビューを行いました。デザイン、主要スペック、ゲームスペース機能などを比較しています。
【目次】
- 紹介する商品
- 外観・デザイン比較
- 主要スペック比較
- その他スペック比較
- ゲームスペース機能比較
- 販売先紹介
- 会社紹介
- 評価まとめ
紹介する商品
Red Magic 6
商品ページサイト
Black Shark4
商品ページサイト
Red Magic 6 | Black Shark 4 | |
販売価格(税込) | ¥103,385(12GB+128 GB ) | ¥59,800(8GB + 128GB) |
外観・デザイン比較
背面のデザインについては、「Red Magic 6」はカメラの配置などを含め、前モデルより大きく変わらずロゴが光るなど、前モデルに対し格好良さが増したゲーミングスマホらしい男性好みのデザインとなっています。
一方「Black Shark 4 」は平の面にX字の模様が入っており、動かすと模様が動く仕様となり、カメラの配置縦長、光るロゴはなくなり、これまでのシリーズと大きく変わりました。女性が普段使いでもいけるデザインとなっています。どちらも一般的なスマホよりは派手であり、注目されるスマホです。派手なデザインだとビジネスシーンで使いにくい人はケースをつけるのもおすすめです。
Red Magic 6 | Black Shark 4 | |
サイズ&重量 | 縦169.86mm 横77.19mm 厚み9.7mm 重量220g | 縦163.83mm 横76.35mm 厚み10.3mm 重量210g |
イヤホンジャックと充電口は「Red Magic 6」は左右にあるのに対し、「Black Shark 4」は片方にまとめてきました。どちらもⅬ字型タイプのケーブルでないとゲームの操作の邪魔になると感じる方もいることでしょう!発熱や電池の為に充電をしながらゲームをするなという開発側の意図なのかもしれないですね。
主要スペック比較
処理能力
比較モデル搭載チップのスペックです。どちらもハイエンドSoCを搭載しており、上位モデルになります。
スペック項目 | Red Magic 6 | Black Shark 4 |
プロセッサー GPU | Qualcomm® Snapdragon™ 888 5G 2.84GHz GPU:Qualcomm®Adreno™ 660 | Qualcomm® Snapdragon 870 + SDX55 3.2GHz GPU:Qualcomm®Adreno™650 |
RAMとROM | 12GB+128 GB LPDDR5、UFS3.1 デュアルチャネル2750 MHz | 8GB + 128GB LPDDR5、UFS 3.1 デュアルチャネル2750 MHz |
ベンチマーク総合スコア | 約730000 | 約600000 |
ベンチマークCPUスコア | 約19000 | 約17700 |
ベンチマークGPUスコア | 約31800 | 約24500 |
AnTuTu(Ver8)によるベンチマークスコアにて、処理能力をみてみましょう!
ハイエンドSoCのSnapdragon 888を搭載した「Red Magic 6」は見事なハイスペックスコアを打ち出しています。GPUもAdreno 660へとアップデートされた事で最大35%の性能向上を実現しています。
一方ワンランプ下のSnapdragon 870を搭載した「Black Shark 4」はスコアは下がるものの、前モデルBlack Shark 3のSnapdragon 865に対し、CPU機能12%、GPU機能10%向上し、より快適になっています。
どちらもヌルヌル、動作に不満なしの総合スコア約40万点以上/GPUスコア約17万点以上の基準を大きく上回っており、どんなゲームも問題なく使える端末です。
冷却機能と発熱
Red Magic 6 | Black Shark 4 | |
冷却システム | ICE 6.0 マルチディメンション 冷却システムを搭載 内臓ターボファンファンによる冷却 エアダクトエリア:4000mm² 空気伝熱量:最大500% CPU 最大冷却値:16℃ タイプ:遠心式ファン プロペラ枚数:59 テスト寿命:30,000時間 回転速度:20,000 RPM 高熱伝導性コッパーフォイル サーマルジェル 冷却用グラフェンサーマルパッド 航空機用アルミニウム製ヒートシンク 冷却面積:伝熱面積21.6m² | 「サンドイッチ」液体冷却システム VC液体冷却板 + シングル液体冷却 パイプによる冷却 |
「Red Magic 6」のICE 6.0 Multi-dimensional Cooling Systemは、7つの異なる熱伝導と冷却方法を組み合わせ、フラッグシップモデル以上の冷却システムを実現しています。つまりスマホの中にファンを入れています。スマホの中にファン??これは他の機種には見られないオリジナル構造です。よくこの構造を考えたなと正直感心しています。ただ、ファンを回すとそれなりに音が大きいです。
一方「Black Shark 4」は特許取得済みの溶接技術を使用して設計された2つの液体冷却ユニット(VC液体冷却板 + シングル液体冷却パイプ)は、内部コンポーネントを挟む革命的な「サンドイッチ」構造を有しています。こちらも世界初のオリジナル構造です。前モデルの構造から更にアップグレードし、全体の放熱力が30%増加しています。さらにBlack Shark社は冷却効果への追求がすごく、外付けのクーラーを豊富に揃えています。今年はなんと温度表示付ファンクーラー2proとMagsafeに対応してMagnetic Coolerを日本市場でも販売しています。
一般的に普段動画を見る時は長時間でもそんなに熱くならないのに、特に重い3Dゲームとなるとやはり端末が熱くなるものです。実際「PUBGモバイル」60Hz設定で1時間したところ、どちらもそこまで熱くなることはなく、流石ゲーミングスマホといった感じですが、重量級の「原神」となると初回のダウンロードはものすごく熱くなりました。通常のゲーム時はすごく気になるほどの熱さではなかったです。ただ、リフレッシュレートの設定やゲームのパフォーマンスを最高級にするとそれなりに熱くなってきます。しかもCPUがハイエンドであればあるほど、熱いです。そこに関しては「Red Magic 6」は内臓ファンを回すように、「Black Shark 4」は外付けファンクーラーをつけるようにメッセージが表示されるようになっています。熱さ対策はゲーミングスマホにとって一大事ですが、どちらのメーカーもかなり対策しており、通常の端末より快適にゲームができる工夫をしていると実感しました。
ディスプレイ
スペック項目 | Red Magic 6 | Black Shark 4 |
ディスプレイ | 6.8インチ FHD+ AMOLEDディスプレイ アスペクト比:20:9 解像度:2400×1080 最大輝度600nits(標準値) DCI-P3 色域カバー率100% 4,096階調 スマート輝度調整 目への負荷を抑えるSGS認証低 ブルーライト | 6.67インチ FHD+ AMOLEDディスプレイ アスペクト比:20:9 解像度:2400×1080 最大輝度1300nit DCI-P3 111% TYP アイケアモード (ローブルーライト機能) SGS認証済 MEMC 画像エンハンスメント |
リフレッシュレート | ゲーム設定60、90、120、165Hz 通常画面設定60、90、120、165Hz | ゲーム設定60、90、120、144Hz 通常画面設定60、90、120Hz |
タッチサンプリングレート | シングルタッチ:500Hz (マルチタッチ: 360Hz) | シングル:720Hz (マルチタッチ:360Hz) |
- 画質
実際のゲーム画面を同時に撮影した画像を載せました。両者の色合いは使用しているディスプレイの違いにより、見え方が若干違ってきます。
▼スクリーンショットによる比較(引用元:原神APP )
▼実機画像による比較(引用元:PUBG MOBILE APP)
明るさレベル真ん中で比較した場合は、「Red Magic 6」の方が鮮やかに見えます。明るさMaxで比較した場合は、「Black Shark 4」の方が明るく見えます。
ディスプレイは個人的に「Red Magic 6」の方が若干鮮やかに見えるような気がします。色合いは好みの問題もあるので、色彩を調整する機能を利用して、お好みの色合いに調整した上でご使用頂くのが一番です。
- リフレッシュレート
リフレッシュレートは業界最高値を打ち出したのが「Red Magic 6」の165Hzです。日本では対応しているゲームが少ないものの、165Hzの画面を操作してみると流石な速さでした。一方「Black Shark 4」の144Hzもゲーミングスマホとして申し分のない数値です。ただ、ここまで数値が上がって来ると一流のプロゲーマーじゃないとそれをきちんと実感できないのではと思ったのですが、普通の人でも画面の滑らかさをきちんと感じとれたので、更に上を狙う上人にとっては高いに越したことはないと言えます。是非限界を突破する為に実感して頂きたいです。 - タッチサンプリングレート
1秒間に何回タッチできるかを計るタッチサンプリングレートに関しては、720回もタッチを検知して超細かい動きの操作にも対応できる史上最高スペックを打ち出したのは「Black Shark 4」の720Hzでした。「Red Magic 6」も500Hzあるので、もはやこの数字の違いを一般人の私には全く比較ができないレベルでした。
通常の端末よりはかなり反応がいいので、ゲーミングスマホにしたらキル数が増えたという噂は間違いないようです。1秒でも早く反応する!そこで勝負の引き分けが決まるゲームをする際にはとても重要なスペックではあるので、こちらも是非多くのユーザーに実感して頂きたいです。
電池
Red Magic 6 | Black Shark 4 | |
バッテリー&充電 | 5050mAh 最大30W急速充電対応 日本モデル付属品:30W充電器 30Wフル充電必要時間:約65分 標準USBType-C | 4500mAh 最大120W対応可能 日本モデル付属品:67W充電器 67Wフル充電必要時間:約22分 標準USBType-C |
電池は「Red Magic 6」が若干容量が大きいのですが、どちらもゲーム用に大容量バッテリーを積んでいます。
ただ、今年度は「Black Shark 4」は他社に大きくリードしたのが充電時間です。なんとフル充電に必要な時間がたったの22分です(日本モデル67W)。最大120Wにも対応しています。120Wだと17分でフル充電です。こちらはスマホ業界最高記録となりました。この速さならゲームの休憩時間で十分対応可能です。ゲームしながら充電するのは端末にあまり良くないので、これで電池の寿命を延ばせます。寝る前に充電するのを忘れても朝の短時間で充電できるのは嬉しいですね。
一方「Red Magic 6」のバッテリーは5050mAhと「Black Shark 4」より550mAh大きく、充電時間65分(日本モデル30W)です。最大な魅力は何と言っても「Black Shark 4」にはない「充電分離機能」です。ゲーム利用と同時に充電する場合にバッテリー負荷がかかりすぎるので、「充電分離機能」を利用することによって直接本体への給電が可能になります。バッテリーへの負荷や発熱を減らして、安定動作で長時間のゲームプレイが可能です。こちらの機能はゲームスペースで選択することが可能です。
同じゲームで同一設定、同一利用時間で比較した場合、電池の減り方は両社とも同じくらいでした。比較内容について電池機能での表示画像を載せました。「Red Magic 6」より「Black Shark 4」の方が電池パフォーマンスに関する管理項目が多く、使用量についても表示されていました。一方「Red Magic6」はこのペースで使用するとあと何時間で切れるか分かるようにっているところがゲームする上で便利でした。
ゲーミングスマホは長時間ゲームをするため、充電回数も通常の端末よりはるかに多く、電池へ負担がかなり大きいです。そのため各メーカーはとにかく電池に気を遣っているのがスベックや機能面からも伺えました。
スピーカー
「Red Magic 6」「Black Shark 4」もどちらもサイドデュアルステレオスピーカーを搭載しています。
「Red Magic 6」はDTS Ultr Xサラウンドサウンドを採用しています。一方「Black Shark 4」はDTSおよびCirrusLogic Technologyとのパートナーシップにより25の音階すべてがきれいに聴こえるBlackShark社専用に調音されたサウンドを採用しています。
ゲームでも映画でも迫力のある没入感のあるサウンドを体験することが出来ます。
その他スペック比較
スペック項目 | Red Magic 6 | Black Shark 4 |
OS | Android 11対応 RedMagic OS 4.0 | Android 11対応 JOYUI 12.5 |
カメラ | 【リアカメラ】 メインカメラ: 6400万画素 0.8um、 絞り:f / 1.79 6レンズ、S5KGW3 2ndカメラ: 800万画素、1.12µm、絞り:f / 2.2 5レンズ、HI846、超広角レンズ(120°) 3ndカメラ: 200万画素、1.75µm、絞り:f / 2.5 3レンズ、OV02A10 【フロントカメラ】 800万画素 1.12μm、絞り:f / 1.12 ビデオ、写真、ポートレート、夜景、 プロ、パノラマ、スローモーション、 スーパーマクロ、クローン、マルチ露光、 アート加工、ファントム、 フォトID、ライトドロー、DNG形式、 ズームブラーAIビューティーモード、 カウントダウンセルフィー デジタルズーム:10倍まで | 【リアカメラ】 |
録画機能 | 録画: リアカメラは 8K@30fps、4K@60fps/30fps、 1080P@60fps/30fps、720P@30fps。 フロントカメラは1080P/720P@30fps スローモーション録画: 1080P@240fps、720P@480fps mp4、3gp、asf, avi、dat、flv、m2ts、 mkv、mov、mpg、mts、rm、 rmbv、 ts、 vob、webm、wmv | 録画:4K @ 60/30fps、 |
スピーカー | デュアルステレオスピーカー mp3、amr、flac、aac、aac+、wav、 ogg、wma、ape、aiff、midi | デュアルステレオスピーカー |
ヘッドホンプラグ | 3.5mmイヤホンプラグ支持 | 3.5mmイヤホンプラグ支持 |
MicroSD | 非対応 | 非対応 |
各種センサー | 指紋認証、Gセンサー、コンパス、 ジャイロスコープ、 近接センサー、 環境光センサー、センサーハブ オペレーティングシステム | 重力センサー、環境光センサー、 |
ネットワーク (対応周波数帯) | WCDMA B1/6/8/9/19 LTE-TDD:Band 38/41(2545-2655M) LTE-FDD:Band 1/ 3/ 8/ 18/19/26/ 28A (703-733)/ 5G NR:Bandn77/n78 | WCDMA:Band 1/6/9/19 |
2回線同時待ち受け | 4G+4G(DSDS) | 4G+4G(DSDV) |
VoLTE | 対応 | 対応 |
SIMカードの種類 | デュアル Nano SIM カード SIM-1 supports 5G NR SA&NSA / TDD LTE/FDD LTE/WCDMA/ CDMA/GSM SIM-2 supports 5G NR SA&NSA / TDD LTE/FDD LTE/WCDMA/ CDMA/GSM | デュアル Nano SIM カード |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 SBC/AAC/aptX/aptX HD/LDAC/aptX Adaptive/aptX TWS+ BR/EDR/LE | Bluetooth 5.2 |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax WiFi周波数帯 2.4G/5GHz | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
GPS | GPS(L1 1559-1610MHz) ( L5 1164-1215MHz)/ BDS/ Galileo/ GLONASS | GPS/AGPS/GLONASS/BEIDOU / |
防塵・防水 | × | 防塵・防水レベル:IPX2 |
デュアルアプリ | × | 〇 |
セカンドスペース | × | 〇 |
指紋認証/顔認証 | 画面内蔵式 | 側面式 |
外部映像出力 | スクリーンプロジェク ションインターフェース:DP1.2 データ送信:USB 3.1 | スクリーンプロジェク |
NFC | 〇 | × |
戻るボタン入れ替え | 〇 | 〇 |
ジェスチャー操作 | 〇 | 〇 |
クイックランチャー | サイドパネル式 | クイックボール |
イコライザー | イヤホン装着時のみ | DTSオーディオ |
DRMコンテンツ | Widevine:L1 Amazonプライムビデオ: SD画質で再生を確認 Netflix:FHD画質で再生を確認 | Widevine:L3 |
表示モード | ダークモード、ブルーライトカット | ダークモード、 |
画面分割 | 〇 | 〇 |
通常画面での マルチタスク画面 複数表示 | 〇 ※アプリによっては対応して いない場合がございます。 | 〇 |
色彩調整 | 〇 | 〇 |
- ネットワーク
どちらも5G ネットワーク、各キャリアのメインバンドに対応していますので、日本国内での使用に問題はないです。 - カメラ
「Red Magic 6」は「Black Shark 4」より高性能なカメラスペックを搭載しています。どちらも普段づかいでは特に問題を感じることはありません。多くの方がカメラについて画像を載せてレビューしてくれていますので、ここはポートレート、プロ撮影、ビデオなどのメイン機能以外のその他仕様について画像にて紹介します。画像のように「Red Magic 6」の方が「Black Shark 4」より機能が多かったです。「Red Magic 6」のクローンなどの機能は面白く、何回も撮影して遊びました。
ゲームスペース機能比較
ゲームスペース仕様
両社ともゲームスペース内はゲーム中への没入感を損なうことなく、ネットワークステータス、パフォーマンス、サイレント機能、その他の機能をすばやく調整できる仕様になっています。詳しくは比較表と画像をご確認ください。
「Red Magic 6」の主な機能です。
「Black Shark 4」の主な機能です。
トリガー
「Red Magic 6」「Black Shark 4」どちらもショルダートリガー機能を装着しています。ゲームのボタン配置に対し、自由にマッピングすることが可能です。伏せ、走る、襲撃など好きに割り当てすることで4本指使いが苦手なユーザーには便利な機能です。
「Red Magic 6」は圧力感知タッチセンサー式のショルダートリガーです。収納する必要性がなく、決して邪魔になることもありません。
「Black Shark 4」は革新的なマグネットリフトテクノロジーにより軽いタッチで素早く反応できる操作感度抜群な物理ショルダートリガーです。使用していない時は、本体サイドに収納するこが可能です。また、トリガーボタンに対し、スクリーンショット、ライトなど18個の機能をポップアップトリガーに割り当てることが可能で、ボタンを押すだけで割り当てられた機能がご利用可能です。
「Red Magic 6」はトリガーボタンに対してショートカット機能を割り当てるのではなく、スライドでショットカット機能を呼び出す仕様となっています。
ゲーム以外の日常使いでもとても便利です。
マクロ設定・モーションコントロール設定
どちらもマクロ設定、モーションコントロール機能があります。
マクロ設定は、ゲームの特定のシーンに合わせてプログラムできます。 繰り返しのアクションをプログラムし、ボタンワンクリックで実行を有効にすることもできます。 マクロは繰り返しのアクションの必要性を減らし、ゲームプレイの制御をより流動的にします。
モーションコントロールは使用するモーションをリストから選択し、端末の上下左右に動かす動作一つ一つに操作の割り当てを設定することができ、端末を動かすだけでボタンの役割を果たすことが可能です。
「トリガー機能」「マクロ設定」「モーションコントロール」この3つの機能はもはやスマホではなく、ゲーム機です。これが通常スマホにはないゲーミングスマホならではの魅力です。
ただし、ゲームによってはプログラミングを使ったプレイは禁止されることもあるので、注意しながら使用されることをお勧めします。
レティクル表示
レティクル表示はどちらもスタイル、カラー、サイズを調整可能ですが、「Black Shark4」はMAXサイズが「Red Magic 6」よりかなり大きいです。実際ここまで大きくする人もいないのかもしれませんが、目が悪い方にはもしかしたら必要なサイズなのかもしれません。
ハンディングモード
敵を見つけやすくするこの機能、両端端末に大差はないが、この機能が使いやすいかどうかはまだ別問題のような気がします。やはり普段見られていない分、目がチカチカしてくるので、好んで使わない機能なのかもしれません。
その他各種設定
ゲームスペースの各種設定と機能に関しては、「Black Shark4」の方がタッチ設定、オーディオ設定、各種表示などの面が豊富に揃っている印象でした。両方ともゲームスペースでもマルチタスク機能でフローティングウィンドウを複数表示させれるところはもはやiPadの機能を持ってきた感じがします。
一方、「Red Magic 6」の分離充電や設定変更の操作が簡単にすぐ出来て、初めて触る人でもそれほど困ることなく出来たので、「Black Shark4」よりゲームスペースの構造が分かりやすいように感じました。
【ゲームスペーススペック比較】
ゲームスペーススペック | Red Magic 6 | Black Shark 4 |
LR物理ボタン | 圧力感知センサーによる LRタッチボタン (400Hz タッチサンプリングレート) | 磁気ポップアップトリガー (マグネット式LR物理ボタン) |
パフォーマンスレベルの選択 | 〇 | 〇 |
パフォーマンス状態の表示 | × | 〇 |
オーディオバランスの設定 | × | 〇 |
画質設定 | 〇 | 〇 |
タッチの詳細設定 | × | 〇 |
ネットワーク | 〇 | 〇 |
マクロ | 〇 | 〇 |
モーションコントロール | 〇 | 〇 |
レティクル表示 | 〇 | 〇 |
純正アクセサリ‐デバイス接続 | 〇 日本代理店取扱品: 各種ケース、ガラスフィルム | 〇 日本代理店取扱品: クーラー各種、イヤホン、充電ケーブル、 トリガー、指サック、ファンケース |
マルチタスク表示 | 〇 | 〇 |
誤タッチ防止 | 〇 | 〇 |
巻き戻し録画機能 | 〇 30秒 | 〇 最大60秒 |
バイパス充電 (充電分離) | 〇 | × |
リアルタイム表示 | FPS | FPS、温度(バッテリー)、CPU |
ハンディングモード | 〇 | 〇 |
通知のポップアップ表示 | × | 〇 |
ゲームスペースでの マルチタスク画面 複数表示 | 〇 | 〇 |
販売先紹介
販売先 | Red Magic 6 | Black Shark 4 |
ECサイト | 正規代理店直販サイト(NLN) その他正規代理店運営モール: アマゾン 量販店ECサイト: ビックカメラ.COM ヨドバシ.COM | 正規代理店直販サイト(Glimpse) その他正規代理店運営モール: アマゾンGlimpse店 楽天Glimpse店 ヤフーショッピングGlimpse店 量販店ECサイト: ビックカメラ.COM ヨドバシ.COM |
実店舗 ※50音順 | ●ビックカメラ AKIBA 池袋本店 新宿西口店 ビックロ 新宿東口店 有楽町店 ●ヨドバシカメラ 秋葉原店 梅田店 新宿西口店 横浜店 | ●ビックカメラ 有楽町店 ビックロ 新宿東口店 ●ヨドバシカメラ ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba ヨドバシカメラ マルチメディア梅田 |
公式Twitterアカウント | Red Magic JP | Black Shark JP |
会社紹介
「Red Magic 6」は中国ZTE傘下のNubia Technology社によるゲーミングスマホの最新モデルです。2020年発売の前モデル「RedMagic 5」からは技適取得により日本国内での利用も可能となりました。「Red Magic 6」からは(株)NLNテクノロジーが日本正規代理店となり、直販サイトのほかAmazonや楽天市場、ヨドバシ・ビックカメラなどのECサイト及び量販店などで国内販売をしています。
「Black Shark 4」は現在世界販売数2位につけた中国Xiaomi傘下のBlack Shark社によるゲーミングスマホの最新モデルです。2019年に「Black Shark2」から日本上陸を果たし、前モデル「Black Shark3」から(株)ビーラボが日本正規代理店となり、自社直販サイトGlimpse(アマゾン、楽天市場、ヤフーショッピング)で販売をしていましたが、「Black Shark4」からはヨドバシ・ビックカメラなどのECサイト及び量販店でも販売をしています。
どちらも中国発大手メーカーによって製造されているスマートフォンです。日本市場担当者に聞いたところ、なんとお互いのビルが隣り合わせだそうです。日頃から火花が飛びあっているのかと思ったら、そんなことはないそうです。
評価まとめ
Red Magic 6
良かった点:
- 反応速度問題なし、冷却機能OK
- ディスプレイがとてもきれいに感じた
- 分離充電はゲーミングスマホにとって
- 非常に貴重な機能
- カメラ機能が豊富で撮影が楽しい
- 内臓ファンはオリジナルすぎて尊敬する発想
- リフレッシュレート165Hzの反応は世界一
改善してほしい点:
- 日本語表記のおかしいところが多い
- OS(設定)の表現と配置に改善の余地がある
- 内臓ファンの音、もっと小さくなって欲しい
- ゲームスペースの機能もっと増やして欲しい
- 配信者でも使いやすいように充電口とイヤホ
ンジャックが横にきたら最高
Black Shark 4
良かった点:
- 反応速度問題なし、冷却機能OK
- OSがMIUIと同じなので、安定した品質
- 快速充電22分でフル充電は速い
- ゲームスペース機能満載でGOOD
- マルチタスク複数表示、巻き戻し録画、通知のポップアップ機能などオリジナル性があって便利
- このスペックと機能でこのコスパはもはや文句が言えないレベル
改善して欲しい点:
- ゲームスペースに一部英語表現がある。全部日本語にせよ
- ゲームスペースの機能操作を覚えるのに時間が掛かるもっと分かりやすくして欲しい
- 配信者でも使いやすいように充電口とイヤホンジャックが横にきたら最高
- ファンクーラーをつけた時に電源ボタンに当たるので改善して欲しい
感想
ゲーミングスマホならではの機能がどちらも揃っており、この一台さえあればゲームを快適に遊べることは間違いないと思います。恐らく通常のスマホで遊んでいた人はこれらのゲーミングスマホを一度触れば、二度と戻れないのではないでしょうか!豊富なゲーム機能を揃えているため、慣れるのに少し時間が掛かるが、完璧に把握した暁にはきっとゲームの腕もぐーんと上がること間違いないでしょう!
ただ、あえて辛口コメントをするとすれば、日本人は品質・技術共に世界に誇れる家電を多く使ってきました。品質面で違和感を感じるとその物自体に疑問を持つことがあります。そのため、技術面はこれからもっと進化していくとして、端末内の日本語表現は工夫すればすぐにでも改善できるし、ユーザーの皆様の安心をもっと得られると思います。おかしい表現、英語表現をなくす工夫を是非して欲しいです。
10年前まで中国にいても中国メーカーのスマホを買わなかった私ですが、気づけばHuaweiに始まり、Xiaomi、Black Shark、OPPOと家に全部そろっている状態です。逆に中華系端末以外を使わなくなりました。その理由はもちろん、スペックは高いのにお値段が安いからです。なにより使っていて何の問題もないからです。時代は中華系スマホになったと実感をしており、技術面での成長の速さには驚きしかありません。そこにゲームまで快適にできるとなると「最高~」としか言いようがありません。是非、ゲーミングスマホで楽しいゲームライフを体験してみてください。"