【レビュー】充電ケースをゲームに繋ぐ!?独特な方法で超低遅延を実現したワイヤレスイヤホン「CYBERBLADE」

皆さんこんにちは!
ポケモンSVやスプラトゥーン3のサーモンランで毎日忙しい筆者です。

ゲームをやるなら音の遅延はご法度!
やっぱりオーディオ機器は有線じゃなきゃ!と考えている方、多いと思います。
かくいう私もその一人でしたが、今回なんとその考えが覆されました!


いろいろなゲーミングデバイスを販売しているAngry Miao(アングリー ミャオ)さんがMakuakeでプロジェクトを開始した超低遅延ワイヤレスイヤホン「CYBERBLADE」

こちらを提供いただいたのですが、想像以上にすごい製品でしたのでレビューで魅力をお伝えしていきます!

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パッケージからこだわりが凄い!サイバー感満載でワクワク!

早速開封していきます!
ワイヤレスイヤホンのパッケージでここまで大きい(※)ものは個人的に初めてみたのでびっくりしました(笑)
※26×13.5×8.5cm

パッケージは銀色でサイバーチックなデザインがカッコいい!

側面にはあえて業務用ラベルみたいなオレンジ色のシールが貼られていて、こちらもアンバランスさを演出していてかなり好みです!

箱を開けると中蓋にスタートガイドが3か国語(中国語・英語・日本語)で書かれています。
実はここの日本語、若干言い回しが怪しくてちょっと不安になりましたが、説明書の日本語はしっかりしていたので安心しました(笑)


内容を確認してみましょう!

・充電ケース
・ドック
・USBケーブル(AtoC)
・USBケーブル(CtoC)
・イヤーピースセット
・ユーザーマニュアル

ケーブルが2種類入っているのはうれしいですね!
後述するASE有線接続で接続するデバイスによって使い分けすることになります。


付属品で特に嬉しいのはイヤーピースセットですね!
各サイズそろっているだけでなく、ウレタン製の形状記憶式のピースも入っています!

ウレタン製って少し値段するので付属されているのはとても良いですね。

ケースとドックは少し大きめで持ち運びには不向き?

内容物の確認も済んだところで、さっそく本体を確認していきましょう!

左から、ドック、充電ケースです。
どちらも重厚感のある見た目ですね。

ドックはおそらく削り出しでとても高級感がありますね!
ケースを取り外しやすいように、後ろ足がついていて、斜めになっています。
後ろ足はガラス製で、USB接続するとLED発光します。

ケースは蓋が磁石で貼りついていて、完全に分かれるタイプになっています。
磁力はそこそこ強いですが、カバンなどに入れていると何かの表示で外れてしまうこともあるかもしれません。

手に持ってみるとこのくらいのサイズ間で、ワイヤレスイヤホンのケースとしてはやはりちょっと大きいですね。

ズボンのポケットに入れるのはちょっと難しいかなと感じます。
入れられてコートなどの上着のポケットが限界かなと感じます。

他のイヤホン(Black Shark JoyBuds Pro、Radius HP-T50BT)のケースともサイズを比較してみましたが、やはりCYBERBLADEが一番大きいですね。

充電ケースは基本的にドックに差して充電しますが、ケース自体にもケーブルを指して直接充電することができます。

ドックとケースは磁石で貼りつきます。
接点が合うように調整して取り付けましょう。

後述しますが、ゲーム機などと接続する場合はこのようにドックに充電ケースを差し込んだ状態にする必要があるので、普通のワイヤレスイヤホンのように持ち運んで使うのにはちょっと向いていないのかなと感じるサイズ感ですね。

イヤホンの形は独特な三角形型!ノーマルサイズで付けやすい

ケースを開けてイヤホン本体を見てみましょう!

イヤホンの形はあまりない三角形タイプで、紫と緑のグラデーションがメタリックに塗装されていてカッコいいです!

独特な形ですが、いわゆるうどんタイプから大きく外れているわけではないのでつけにくいといった感じはありませんでした。

先ほどケースを比較したイヤホンたちと並べてみるとこんな感じです。

サイズはノーマルですが、メタリックなので付けているとちょっと目立つかもしれません。

いよいよデバイスと接続!2通りの接続方法を使い分けよう!

お待たせいたしました!
いよいよスマートフォンやゲームと接続していきたいと思います。

このワイヤレスイヤホン、実は2通りの接続方法があります。
一般的なBluetooth接続のほかに、ドックをゲーム機などに接続するASE有線接続というものがあるんです。

それぞれ説明していきたいと思います。

Bluetooth接続

Bluetooth接続の仕方は、一般的なBluetoothイヤホンに近いです。
まず、イヤホン本体にはそれぞれ絶縁シールが貼ってあるのでケースを開けてシールを外しましょう。

その後、充電ケースの下にペアリング用のボタンがありますので、こちらを3秒くらい長押しします。
※ケースの蓋は開けたまま行います

すると、イヤホンのLEDが白く点滅します。
接続したいスマートフォンのBluetooth画面に「CYBERBLADE」と表示されますので、こちらタップすると接続完了です。

Bluetooth接続では、Angry Miaoのアプリを通してバッテリー量の確認、ノイズキャンセリングと外音取り込みの切り替え、LED発光のパターン変更などをすることができます。

ASE有線接続

ASE有線接続は、充電ケース&ドックをゲーム機やPCに繋ぐことで、充電ケースがトランシーバーの役割をするという接続方式です。

Bluetoothではなく、充電ケースとイヤホンの間で独自の通信をしているので超低遅延になっているとのこと!
実際にやってみましょう!

今回はNintend Switchを使ってみました!

ドックとSwitchをUSBケーブル(AtoC)で繋ぎます。

接続すると、最初は充電ケースが緑のLEDで点灯するので、ケースの上部分を押します。
※イヤホンはケースから取り出して耳につけ、Switchの電源はONになっている状態で行ってください

すると、ケースとドックのLEDが紫主体のグラデーションに切り替わり、Switchの音がイヤホンから流れ始めます。

ASE接続中は、充電ケースの蓋を回すことで、ボリュームを調整することができます
※Bluetooth接続中は行えません

ASE有線接続を使ってみた正直な感想ですが、びっくりするくらい遅延がなく、非常に快適にゲームをプレイすることができました!
スプラトゥーン3のサーモンラン危険度190~200%をしばらくプレイしていましたが、音がズレてプレイしづらいということは全くなく、これ本当にワイヤレスイヤホンなのか!?と疑ってしまうくらいでした…!

こういった独自の通信をすることで超低遅延を実現しているワイヤレスオーディオ機器といえば、SonyのINZONE H9をはじめとしたワイヤレスのゲーミングヘッドセットを思い浮かべる方も多いかもしれません。
あちらはUSBドングルを接続していますが、CYBERBLADEの充電ケース&ドックをゲーム機に繋ぐという仕組みはなかなか独特で面白い発想だな~と感じますね!


ワイヤレスヘッドセットとの大きな違いは、そのまんまですが「イヤホンである」というところですね!
ヘッドセットだとものによってはどうしても重たく感じてしまいますし、頭を覆われている感覚もぬぐえません。
耳の形とヘッドセットのクッションが合わないと耳が痛くなってしまうということもありますね。
(実際私はヘッドセット苦手なタイプです…汗)
ゲーミングヘッドセットの超低遅延性能が、軽くて取り回しの良いイヤホンに詰め込まれていると考えると興味をそそられる方も多いのではないでしょうか?


また、充電ケースの上のボタンを2回クリックすると、簡単にASE接続からBluetooth接続に切り替えることができます!
ちょっと席を外したいときや別のことをしたいときに、充電ケースを2回トントンとクリックするだけで接続がスマホに切り替り、イヤホンを外すことなくシームレスに動画を見るといったことができます!
※ただ、ワイヤレスヘッドセットではできる、独自通信音声とBluetooth音声の同時再生というのはできないみたいです


実際私はこの切り替えが快適すぎて、6時間くらいずっとイヤホンをつけっぱなしにしていました(笑)

ちなみに、CtoCのコードを使えば、携帯モードのSwitchやAndroidスマホでもASE接続ができます。

ただ、どうしてもケース&ドックが場所を取ってしまうのと、トランシーバー機能やLED発光に電力を使っていつも以上にバッテリーの減りが早まってしまうというのがあるので外出先でこういった使い方をするのはあまりお勧めではないかもしれません…。
※LEDを無効にすれば多少はバッテリーの減りも少なくなるとは思います

低遅延もいいけど音質はどうなの?

CYBERBLADEの低遅延の凄さは前述の通りなのですが、遅延だけでなく音質にもこだわりたい!という方もきっと多いと思います。

音の傾向ですが、個人的にかなり好みな「高音、中音、低音どれもバランスが良い」タイプですね!
どれかに突出しているわけではないですが、はっきりしていて音の層がきちんと聞き分けられるベーシックな音が出ていると感じました!

以前紹介したBlack Shark JoyBuds Proにも近いですね。

ちなみに、ASE接続中は充電ケースの上を長押しすることで3種類の音のモードを切り替えることができます。
ムービーブースターはより奥行きが追加されますが、その代わり若干音がシャリシャリする印象がありました。
ただ、ゲームブースターとミュージックブースターの違いはちょっと分かりづらかった印象です。

数少ない欠点は大きさと値段

さて、ここまで低遅延や音質などかなりべた褒めですが、欠点や気になるところもありますね。
1つ目は大きさです。

前述していますが、充電ケース単体でも結構な大きさがあり、ズボンのポケットに入れることはちょっと難しそうな印象があります。
また、ASE接続をするのにケースとドックが必要なので、普通のワイヤレスイヤホンのように普段持ち運ぶというのはちょっと難しいかもなと感じますね。


使い方としてはワイヤレスヘッドセットと同じで自宅でゲームをするときのオーディオ機器というポジションが一番良いのかなと思います。
だったらワイヤレスイヤホンの意味ないじゃん!
と思う方もいると思いますが、そこは前述の通りワイヤレスイヤホンならではの軽さやコードが無い取り回しの良さ、簡単にBluetoothと切り替えられる手軽さといったところが有線のオーディオ機器との違いになるのかなと思います。


また、大きいからこそ所有欲を満たしてくれるというのもありますね。
削り出しで存在感のあるケースをSwitchと並べると、とても良い雰囲気です。

ガジェットが好きな方って、結構飾った時のカッコよさに心惹かれることも多いんじゃないかと思いますが、そういった意味ではCYBERBLADEかなりおススメです。

2つ目は値段ですね。

定価52,000円(税込)ということで、かなり高級なオーディオ機器が買えてしまう価格です。
先ほど挙げたSonyのINZONE H9が、定価36,300円(税込)なのでそこからさらに15,000円以上高くなると考えるとちょっと手を出すのに勇気がいるかなと思います。


もちろんこちらの記事をはじめ、いろいろなレビューを見てから考えるというのは手段の1つですが、音の好みというのは千差万別ですので特にこだわりたい人は、「1度実際に音を聴いてみないと怖い…」と感じる方も多いかもしれません。
どこかで視聴できるような機会があればよいのですが…


ただ、値段については朗報があります。
それは、Makuakeで早割をやっているということ!
最大23%OFFで39,990円と、1万円以上も安くなりますので、この紹介を見てみて興味が湧いた方はまずは1度ページをチェックしてみてください!


筆者の個人的な総評としては、これからも使用していきたいと感じるとても良い製品だと思いますので!

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