今年の春、Makuakeで4,200万円の支援金を集め、今大注目の時計ブランド「VEJRHØJ（ヴェアホイ）」をご存知ですか？
時計のフェイスが天然の木でできているという珍しい時計。実際装着するとどうなんだろう？浮かない？見やすいの？などなど見慣れないデザインに迷われる方も多いようですので、ぜひレビューをお届けしたいと思います！
「VEJRHØJ」とは
2013年にデンマークのコペンハーゲンで生まれたブランドです。天然の木とステンレススチールを融合させ、今までの時計とは一線を画したデザインが特徴。2017年にはMakuakeにて日本初上陸を果たすのですが、初上陸にして約1,000万円を集め話題になりました。
同じくデンマークの世界的ブランドGeorg Jensen（ジョージジェンセン）のデザイナーも務めたデンマークデザイン界の巨匠 ボー・ボンフィス氏と共に発表したコレクション【VEJRHØJ NAUTIC（ヴェアホイ ノーテック）】はクラウドファンディングサイト”Kickstarter”で30日間で10万米ドル以上の支援を集めました。
また、2017年には将来有望なデンマークの時計ブランドに送られる「Brand New Nordic 2017」賞を受賞しています。
【FREYA】の魅力
さて、実際木のフェイスというのはどうなんでしょう？木ってある程度のお値段を出さないと安っぽく見えがち・・・。という印象があります。ネットで上手に撮られた写真に釣られて買ってみたものの、手元に届いてみるとガッカリ・・・なんて経験ありませんか？
この「VEJRHØJ」の時計、総じてそこまで高価ではないので実はちょっと心配でした。（「VEJRHØJ」さんすみません。。）（値段が抑えられているのは間に業者を様々挟んでいないからです！）
が。天然木にとても癒されるとても素敵なフェイス！なんだろう、じっと眺めていられるこの感じ。懐かしい、でも目新しい、とても不思議な第一印象でした。
でも私が手にしたモデル【FREYA（フリーヤ）】は色の薄いオーク材。遠くから見ても木とわかるような木目模様のフェイス。これは腕につけて馴染むのだろうか？時間はちゃんとわかる？まだまだ疑問が残ります。
どうでしょう？珍しい感じは出ますがきちんと馴染んでくれています。ちょっと他と違う感じがオシャレにこだわっている感をも演出してくれます！
そしてすごくフォトジェニック！どこで撮っても「映える」写真が撮れてしまう不思議。
フォトジェニックだったので写真を撮るのが楽しくて、大好きなガラス作家さんの作品と並べて一人写真会を愉しみました（写真の腕前については目をつむってやってください・・・笑）
視認性ですが、これは個人差があるかもしれません。時間のメモリがあり、時計の針はシルバーなので確実にきちんと時間を認識することは可能です。私は普段もアナログ時計やNOERDENのスマートウォッチを使っているのでパッと見ただけで時間を確認することができました。
ただ、（デジタル表示のスマートウォッチ等で）デジタルに慣れていると一瞬考えるそうです。
日本人と木
「VEJRHØJ」はデンマークのブランドですが、木は日本人にもとてもとてもなじみ深いものですよね。かつては家も家具も道具もほとんどが木でできていました。未だに残る歴史的建造物はほとんど木。さらに、檜風呂、お花見（絢爛な花を咲かせる桜の木）、盆栽、など日本独特の文化にもやはり木は根付いています。そしてこれらはすべて私たちの生活にゆとりと癒しを与えるためのものですよね。私たちが癒しの時間を送るとき、そこには木がいるということに気づいていましたか？
時計をする、という行為自体は時間に追われることになるものですが、そこに木がいてくれることでちょっとだけ癒しを与えてくれる、そして深呼吸する時間を与えてくれるんじゃないかな？なんてこの時計を眺めながら考えてしまいました。
「VEJRHØJ」の時計のラインナップは今回の【FREYA】以外にも日本の桜を見てインスピレーションを得たという桜の木を使ったその名も【SAKURA】（この画像の時計です）やクルミ材を使ったものなど、様々な種類があります。見た目で選んでも木の種類で選んでもいいですね。
【FREYA】のスペック
サイズ：本体直径: 34 mm／本体厚さ: 7.8 mm
フェイス素材：天然レッドオークウッド
ムーブメント：日本製クオーツ式ムーヴメント（Cal. VJ20C.）
ガラス：サファイヤコーティングを施したミネラルクリスタルガラス
ケース：丁寧に磨き上げられた316Lステンレス
ストラップ：本革ブラック（交換可能）
防水：3 ATM(気圧) 防水
保証：2年間
まとめ
あなたが時計を選ぶ時に重要視するところはどこですか？「見た目」「機能」「ムーブメント」「値段」人それぞれだと思います。
でもきっと時計に「癒し」を求めているという人は少ないのではないでしょうか。私自身、「時計」と「癒し」は相反する。「時計」と「楽しい」や「ワクワク」は共存できるが「癒し」はできないと思っていました。でも「VEJRHØJ（ヴェアホイ）」の【FREYA（フリーヤ）】に出会って「癒し」も共存できるということを知りました。そしてよくよく考えてみると「癒し」と共存する「時計」って実は最強なんじゃないかということに気づきました。
時間に追われる現代、時計も便利なものが増えてきましたが、その分もっともっと時間に縛られるようになっているように思います。
たまには手元に「癒し」を纏い、時間に追われるのではなく流れに身を任せてみるのもいいかもしれませんよ。「VEJRHØJ」と共に。