気温が上がって湿度も高くなる梅雨前のこの時期、生ごみに悩まされる季節がやってきました。
テレビや家電量販店でも目にする事が増えてきた「生ごみ処理機」を紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは、地球環境保護の先進国カナダ生まれのエコな生ごみリサイクルマシーン「Foodcycler」(フードサイクラ―)。ガッシリとした造りと、削ぎ落とされたシンプルさが「ザ・海外家電」という印象です。
え、これ生ごみだったの?
1年程前にネットで見てから気になっていた生ごみ処理機ですが、周りで使っている人もいなくて、値段も2万円~7,8万円くらいと幅広く、試しに買ってみるにはハードルが高かったのです。
さらに生ごみ処理機は乾燥式が多いのですが、中には完全に乾燥しなくて逆に臭いという前情報もあり、内心恐る恐る使用しました。
※以下生ごみ写真ご注意ください※
まずは生ごみをバケツに入れて
スタートから約3時間後、蓋を開けると・・・
満杯だった生ごみは10分の1くらいの体積になり、見た目もニオイももはやゴミではなく、挽いて時間が経ったコーヒー豆のよう。(個人的な感想です)
コーヒーカスを一緒に入れたのも一因かもしれませんが、乾燥させてからグラインドして粉砕しているので、なんだか少し香ばしい香りがしました。ちなみに入れた生ごみは、野菜と果物の皮、卵の殻、麺、コーヒーカス、その他シンクの小さな生ごみです。
蓋をしておけば生ごみを入れておいても臭いは気にならないということだったので、2日分を貯めておきました。その間の臭いは気にならず。ただ、更に気温が上がってくると開けるのが怖いですね。
乾燥後は肥料として再利用してエコロジー
乾燥した生ごみは肥料として使うことができます。エコな取り組みとしても注目されている「生ごみの肥料化」には様々な種類のコンポストがありますが、時間や手間、臭いなどを考えるとfoodcyclerのような乾燥式は始めやすいですね。
もちろん燃えるゴミとしても廃棄できます。今回は燃えるゴミとして処理しましたが、ゴミの量が減るという点でもポイントが高いです。
〈見た目〉見た目・使い勝手・音
では、実際に生活に取り入れるとどんな感じになるかを紹介していきます。
見た目
サイズはガッシリと大きめです。冒頭にも書きましたが、ザ・海外家電という印象で、個人的にはミレーの洗濯機のような位置づけの、頑丈×シンプル。
サイズ比較が分かり辛いですね・・「ホームベーカリーより一回り大きい」という方がしっくりくるかもしれません。
ちなみに、無印良品のすたっキングシェルフにピッタリおさまりました!
使い勝手
一番最初だけ、ガッチリはまった裏面のカバーを外して、カーボンフィルターをセットする必要がありますが、日常的にはバケツに生ごみを入れて、蓋の開け閉めをして、ボタン1つで操作が完了するので、ややこしい操作は必要ありません。
時間は3~6時間とありますが、上の写真の内容・量で4時間弱で完了していました。
使用音
乾燥させて粉砕するということで音が不安でしたが、ほぼ気にならないレベルです。仕様にも30db以下とあるのですが、その通りでした。
夜に生ごみを入れて開始して、朝には肥料ができている、という流れが個人的にスムーズだなと思いました。
フィルター交換
カーボンフィルターは交換式で、生ごみを分解する時に出る臭いをろ過しているそうです。毎日の使用だと3ヶ月ごとに、頻度が少ないと5ヶ月ほど持つようです。4,800円(税抜)で販売されているようなので、1ヶ月1,000~1,800円程度ですね。
まとめ
foodcyclerは安い買い物ではありませんが、ゴミは生活と切り離せない問題なので、これで生ごみの腐敗や臭いから解放されると思えば有意義な投資だなと思いました。
「生ごみ処理機」を導入するか悩んでいた人も、初めて聞いた人も、夏を前に生ごみ問題を見直してみてはいかがでしょうか。