【検証レビュー】Black Shark FunCooler 3 Proがついに発売!2ProやMagnetic Coolerと徹底比較してみた!

皆様大変お待たせいたしました!

ゲーミングスマホブランドBlack Sharkのスマートフォン冷却用クーラー
Black Shark FunCooler 3 Proがついに日本で正式に発売いたしました!

Black Sharkの公式Twitterへも「いつ発売しますか!?」というご質問を沢山いただいており、注目度の高さがうかがえる商品です。


Black Sharkはこれまで

Black Shark FunCooler Pro
Black Shark FunCooler 2 Pro
Black Shark Magnetic Cooler

と3つのスマートフォン冷却用クーラーを販売してきました。

FunCoolerシリーズはスマートフォンを挟み込んでくっつけるタイプのクーラーで、今回の3Proはこちらの最新モデルとなります!


今回のレビューでは、前モデルである2ProやiOSユーザーにも人気なMagnetic Coolerと、新発売した3Proをサイズや冷却性能、ファンの音など様々な要素で徹底的に比較検証してみたいと思います!

ぜひ、スマホ用ファンクーラーを検討されている方の参考になればと思います!

サイズ・重さ比較

まずはサイズの比較をしていきましょう!

左からMagnetic、2Pro、3Proです。
圧倒的にMagneticが小さいですね。

2Proは横幅はMagneticと同じくらいですが、スマホを挟むクリップが出っ張っています。
3Proは2Proより横幅が一回りくらい大きくなったという感じですね。

ちなみに電源は3つともType-Cケーブルです次に厚さの比較です。
やっぱり圧倒的にMagneticが薄いですね。
3Proは2Proに比べて厚みが少し増しています。

ただ、小さい・薄いからと言って必ずしも良いとは限りません。
こちらの写真ようにスマホに接する冷却プレートのサイズに差が出てしまいます。

2Proと3Proはあまり大きな差はないですが、Magneticのプレートはだいぶ面積が少なく感じますね。


続いて重さの比較です!

結果はこのようになりました!

▼重さ比較
Magnetic:76.2g
2Pro:94.2g
3Pro:112.6g

3Proはついに大台の100gに突入という事でやはり装着すると重量感がありますね。
モーションセンシングなどで端末を振ったりすることが多い方は、軽めなMagneticの方が良いかもしれません。

スマートフォンに装着して外観をチェック!

ではここからは実際にスマートフォン(Black Shark 5 Pro)に装着して、外観やそれぞれの細かい違いを見ていきましょう!

Magnetic

ケーブル以外はスマホからはみ出すことが無いのでとてもコンパクトに収まりますね!

握り込んでもあまり指に干渉しないので違和感が少ないです。

磁石で貼りついているので、このようにケーブルの接続部分を横向きにすることもできます。

FunCoolerシリーズは上下のどちらかしか選べないのでここはMagneticの利点ですね。

ただ、Magsafe対応ではないスマートフォンに取り付ける場合は、写真のような金属プレートを貼る必要があります。

スマホケースを上から付けてしまうと接着力が低くなってしまうので基本的にはケース無しで使う必要があるのが少し難点ですね…

また、LEDがケーブル接続部分に少しついているだけなので、ザ・ゲーミング機器という感じのピカピカした光を楽しむことはできません。

2Pro

スマホを挟み込む形状なので、どうしてもスマホからはみ出してしまいますね。

横幅はMagneticとあまり変わらないので、握り込んだ時の違和感はそこまで強くないですね。

2Proにはリアルタイムで温度を確認できるディスプレイが搭載されています!

ただし、こちらの温度はファンクーラー単体の温度です。
スマートフォンそのものの温度ではないのでお気を付けください!

スマホを挟み込む機構は、2Proは1本、3Proは2本の支えで作られています。
上記の動画を見ていただくとわかりやすいですが、2Proよりも3Proの方が支えが左右にあるので力がバランスよく伝わっており、開きやすい印象です。

3Pro

2Proと比較してみるとやはりちょっと大きく感じますね。

横幅も少し広がっていますので、握り込んだ時はどうしても指に触れてしまいます。

重さも合わせて慣れるまでちょっと時間がかかるかもしれません。

2Proにあった温度表示のディスプレイがなくなった代わりに、3Proにはスイッチが付いています。

2ProやMagneticはケーブルを抜き差ししたタイミングでファンが回り始めますが、3ProはスイッチでON/OFFを切り替えることができます。
ケーブルを刺しっぱなしでも良いので、ファン用のケーブルを用意して常に刺した状態で置いておくといったことができますね。

ただし、ファンの回転だけでなく全体的な通電の切り替えスイッチになるので、OFFにするとBluetoothは切れてしまいます。


排気の方向に注目!

実はこちらの3つのファン、それぞれ排気の方向が異なります。

Magneticは全方向に、2Proは左右に、そして3Proは上下に排気しています。

結構あったかい風が出るので、排気が指に当たると結構気になります。
左右に排出している2Proは特に気になりますね。

そういう意味では上下に排気している3Proは集中を途切れさせないので良いですね!

アプリとの連動

MagneticとFunCoolerシリーズの大きな違いはやはりアプリ連動があるかどうか、ではないでしょうか?

MagneticにはBluetoothなどが搭載されておらず、Type-Cを刺すと決まった風量で回り続けます。

一方でFunCoolerにはBluetoothが搭載されており、Black Shark端末ならShark Spaceから、それ以外の端末ならShark Arsenalから風量モードを切り替えることができるのです!

2Proと3Proで若干調整できる内容が異なりますのでご説明します。

2Pro

Smart(外気温に合わせて自動調整)、フリーズ(中)、フローズン(大)の3モードから選ぶことができます。

3Pro


手動調整とSmart(外気温に合わせて自動調整)から選ぶことができます。
手動調整は表示されるバーから行うことができますが、完全に自由な位置で止められるわけではなく、5段階での切り替えになります。
※詳しくは上の動画をご覧ください。

ファンの音をモードごとに比較

続いて気になるのはファンの音ではないでしょうか?

うるさくてもいいからできるだけ冷やしたい!という人と、音はできるだけ抑えてそこそこ冷やしたいという人、それぞれいらっしゃると思います。

というわけで各クーラーの各モードで音を確認してみました!

編集ソフトなどで音量を比較してみると

Magnetic=3Pro Minimum<2Pro Freeze=3Pro Middle<2Pro Frozen=3Pro Max

という感じでした。

ただ、体感だと2Proの方が全体的に音が高かったので、2Proの方が音が大きい印象を感じますね。

冷却性能比較

大変お待たせいたしました!
冷却性能の比較が完了いたしましたのでご報告したいと思います!

同じ部屋、同じ環境で2回連続Antutuベンチマークを回した結果になります。

特に高いスコアは黄色で示しています暖房を付けた部屋での検証でしたが、冬ということもあって40℃を超えることはありませんでした。
季節や部屋の環境によっては、また変わってくるかと思います。

こうしてみると、3Proのマックスは2回とも非常に高いスコアが出ていて、かつ終了時温度・最高温度は一番低い結果になっています。

メーカー公表通り、3Proの冷却性能がかなり高いことがわかりますね!

▼Black Shark公表性能
Magnetic:約23℃
2Pro:約24℃
3Pro:約30℃

ただ、前述したとおり、3Proのマックスは結構ファンの音がしますので、冷却性能とファンの音どちらを重視するかでモードを選ぶのが良いかなと思います!

まとめ

というわけで今回は、新発売したBlack Shark FunCooler 3 Proをはじめとして、3種類のスマホ用ファンクーラーを徹底的に比較検証してみました!


比較検証を通して感じたのは、Black Shark FunCooler 3 Proは、2Proから細かい部分をよりブラッシュアップしてきたなという事です。
スマホを挟む部分がより開きやすくなっていたり、排気が手にかからないようになっていたり、風量調整の段階が増えていたりと、使いやすさに磨きがかかってきていると感じました!

ただ、その分サイズや重さが増えてしまっているのがネックです?
この大きさ・重さをどう捉えるかが2Proにするか、3Proにするかを決める分かれ目になるのかなと思います。


Magnetic Coolerは冷却性能こそ劣りますが、MagSafeに適していたり、コンパクトだったり、タブレットにも使えたりというところで差別化ができていると感じます。


これまで言及してきたポイントや、それを踏まえてどんな人にどれがおすすめかというのをまとめてみましたので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!


Magnetic CoolerFunCooler 2 ProFuncooler 3 Pro
重さ76.2g94.2g112.6g
冷却性能
(公表値)
約23℃約24℃約30℃
ケーブルType-CType-CType-C
必要電力10W10W20W
アプリ連動無し・自動調整
・手動2段階調整
・自動調整
・手動5段階調整
LED・ケーブル接続部・ファン
・ディスプレイ
・ファン
・装飾部
ディスプレイ無し有り無し
スイッチ無し無し有り
排気方向全体左右上下
どんな人に
オススメ?
・そこそこ冷やせればOK
・重いのは嫌
・ケース無しでもOK
・MagSafe対応端末を使っている
・モーションセンシングをよく使う
・タブレットなどを冷やしたい
・しっかり冷やしたい
・大きすぎるのは嫌
・ケースは絶対付けたい
・風量を調整したい
・強力に冷やしたい
・多少大きい重いのは大丈夫
・ケースは絶対付けたい
・排気が手にかかるのは気になる
・20Wのアダプタが用意できる
・風量を細かく調整したい