【更新】MATRIX PowerWatch Series 2 完全レビュー

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体温とソーラーで発電し、充電不要のスマートウォッチ【MATRIX PowerWatch Series 2 (マトリックス パワーウォッチ シリーズ2)】前モデルとの主な違いは、カラーディスプレイ、心拍センサー、GPS機能と時計とアプリのデザインです。では、実際にレビューしていきます!

もくじ

  1. PowerWatchの概要
  2. 開封
    ┣ 同梱物
    ┗ ストラップのサイズ
  3. セットアップ
    ┣ ペアリング
    ┗ 通知
  4. 機能紹介
    ┣ 歩数計
    ┣ カロリー
    ┣ 心拍数
    ┣ 睡眠
    ┣ 防水
    ┣ アクティビティ
    ┗ GPS
  5. 気になる充電状況
  6. 細かい機能(スリープモード/フライトモード/バックライト)
  7. 「本当に充電は不要か?」
  8. 追加機能 Ver.1
    ┣ ストップウォッチ
    ┗ タイマー
  9. 追加機能 Ver.2(大幅アップデート!!)
    ┣ アラームの充実
    ┣ 心拍数計測を好きなときに
    ┣ バックライトの使い勝手が向上
    ┣ 通知時間が選べる
    ┣ 時計ボディの温度変化が分かる
    ┣ ウォッチモード追加(時計のみのシンプル表示)
    ┣ おやすみモード追加
    ┣ 節電モード追加
    ┣ GPS検索速度が向上
    ┗ アクティビティ機能が充実 

充電から解放してくれる【MATRIX PowerWatch Series2】

スマホは必要に迫られて毎晩充電しますが、個人的には充電が面倒なタイプです。新しいテクノロジーやガジェットは好きなのでスマートウォッチも見てはいたのですが、歩数や睡眠時間ならスマホでも測れるし、充電の手間と天秤にかけるとその価値を見出せずにいました。
そこで出会ったのが、充電不要のMATRIX PowerWatch。G-SHOCKのような迫力のあるこのデザインにも惹かれました。通常モデルが約6万5,000円なので安くはない買い物ですが、本当に充電せずに済むなら、”時は金なり”ですね。


いざ、開封します!

同梱物

PowerWatch 2 を開封すると、英語マニュアル、スマホで日本語のマニュアルが見られるQRコードのついた1枚の紙が入っています。そして・・・え?充電器?!チャージ不要だと聞いて購入したので、一瞬テンションが下がりましたが、説明書を読むとGPSを平均1日に30分以上使う場合やヘビーユーザーでない限り充電は不要と記載があり安心しました。この条件なら個人的にはセーフです。

大満足のルックス!

ストラップ

ストラップが少し物足りないネットで見ていた画像より、実物の方がカッコよくて大満足です!ただし、ストラップがちょっと気になりました。穴と穴との間が結構空いているので、自分にぴったりのシンデレラサイズ!というわけにはいかないかもしれません。私は運良くぴったりだったので良かったですが。きちんと体温で充電させるためにはやはりぴったりの方がいいので、プレミアムバージョンのストラップの方が良いのかも?と少し思いました。

セットアップして使ってみます!

ペアリング

さて、まずはセットアップをしていきましょう。時計の電源をONにすると電子音がして、Matrixのロゴが表示されます。事前準備として、説明書のQRコードでアプリをダウンロード。このアプリでスマホとPowerWatchをペアリングできます。アプリにはAndroidとiOSのバージョンがあり、私はiOSのアプリを使用しています。Androidよりいいと聞いていたのですが、特に大差ないのではないかと思っています。

ペアリングを行い、アップデートをしたら早速時計が使えます。メイン画面には歩数、消費カロリー、時間、日にちとバッテリーのレベル、メッセージマークそしてBluetoothの状態が表示されます。言語は変えることができるので、日本語、英語、フランス語にもできます。

イタリア語にしてみましたがサッパリ・・・(笑)

通知

スマホの通知が画面にディスプレイされ、時計左上のUPボタンで全部の通知を確認と削除できるので便利です。特に緊急でないメッセージのためにわざわざスマホを取り出す事がなくなったのは思いのほかラクです。移動中にサクッとPowerWatch でチェックし、あとで落ち着いてスマホを出して確認することができるので、慌ててチェックしていてスマホを落としてしまった!なんて悲劇は確実に減ります。 返信はできないので、基本的にPowerWatchでパッと確認し、後からスマホで詳細をきちんと見て返信する、という使い方をしています。

では、機能を紹介

歩数

歩数や歩いた距離の測定もしてくれます(今の数値は時計のメニュー、詳細データはアプリで見ることができます)。誤差は±10%程度ではないかと思います。小さい数字は少しずれていますが、200-300くらいからバランスを取り、大体合ってくるという印象です。ゴール設定ができるので1日10,000歩で設定したのですがなかなか届かなくて、もっと運動しなきゃ、と思わされます。

メインダッシュボード

カロリー

カロリートラッキングも常にしてくれます(今の数値は時計のメニュー、詳細データはアプリで見ることができます)。AIが計算してくれるのですが、1時間の量は大体あっていますが、何もしていない時もプラスになることがあります。正確な消費カロリーの数値は血液検査ではないとわからないものですが、ここに表示される数値に特に違和感は感じません。これもゴール設定ができるので実際の消費カロリーと目標値とを見比べることができます。

心拍数

心拍数センサーがついているので、心拍数を測ることもできます(現在の数値は時計のメニューから、詳細データはアプリで見ることができます)。通常使っている時はこの心拍数センサーのライトがあまり光ることがないので初めは壊れているのかと思いました。調べてみると通常時は定期的に測り、平均値をとっているようです。時計を少し置きっぱなしにする時は、ちょうど測るタイミング時なら0、測っていない時は以前測った時点での数字が表示されているので、身に着けていないのに数値が出ていて少し不思議に感じます。でもこれも、節電のためにはずっと測っていない方がいいみたいです。

なんだかんだ言いましたが結局この数値、ほとんど合っているようで、「ありえない!」と怒りたくなるような仕事のメールが来た時は急に上がったりして、ストレスモニターにもなっちゃいます。ランニングやウオーキングのアクティビティーの時はライトがずっと付き、きちんと細かく測ってくれるようです。

睡眠

睡眠測定も行い、深い眠りと浅い眠りを分けて計測してくれます。普段ほとんど時計を付けたまま寝ることはありませんが、せっかくレビューをするならこの機能もぜひ試してみようと思い、着用したまま寝てみました。ストラップを少しゆるくしたら、特に違和感なくつけたまま寝ることもできました。
シャワーを浴びる時に時計を置きっぱなしするとたまに睡眠時間と計算されることもあります。

シャワーの中で寝ているのかな?


防水

シャワーと言えばこのPowerWatch2、防水機能がなんと水深200mまであるのです。こんなに必要?!海水は時計によくないのでつけて入らないとして、深さ200mの川・・・?あまりないですよね。また、基本的にこのようなテストは常温で行うので、40度以上の温泉というのは保証外ではないかと思います。防水が便利だと感じるのは雨の中のランニングや時計をまるごと水洗いできる事ぐらいかなと思うので、個人的には50m, 100m, 200mの違いはそれほど重視していません。

アクティビティ

200mのダイビングや温泉はオススメできないとなると、その他にどのようなアクティビティーができるでしょうか。今後増えるようですが、実際今はまだできるアクティビティ数は少ないです。
現在はできるのは:

  • ランニング
  • ウオーキング
  • サイクリング

GPSを使用せずできますので、屋内でも屋外でも大丈夫です。

GPS

GPSが内蔵されているので、スマホのGPSは使用していません。スマホがなくてもGPS機能は使用できるということです。その代わりGPSを使用するまでに少し時間がかかります。アップデートで速くなってはいますが、やはり30秒程度同じ場所で待つ必要があります。

アクティビティを終了した時にアプリに時間、距離、平均ペース、カロリーとGPSの場合はインターアクティブ地図にトラックが表示されます。Stravaを使用している人ならば、自分の情報をアプリからシェアできます。 完全レビューと書きましたが、実はStravaはあまり使わないので、そちらは詳しく書きません。

アプリには、詳しいデータが蓄積されていくので、例えば今月初めのデータや先月の12日のデータが見たい!というときはアプリで確認することができます。

気になる充電について

どれほど充電されているかはアプリでソーラーと体温とを分けて教えてくれます。
こうやって見てみると、私の場合、体温よりソーラーの充電が多いですが、やはりどちらからも充電していることがわかります。 曇りの日でも充電はできますが、暗い中や袖の中に時計が隠れてしまっている時はソーラー充電が少なくなります。

雨の日                         晴れの日

細かい機能面について

いくつかの小さなファンクションについても書いておきます。

スリープモード

使わない時は節電のためにスリープモードに設定する事ができます。

フライトモード

飛行機に乗る時はフライトモードでBluetoothをOFFにする事ができます。

バックライト

これは役に立つのですが、少し使いにくいです。バックライトを点けるのに左下のボタンを3秒間押さないといけません。しかも点いたら、3秒後に自動的に消えます。3秒以内にメッセージを読んだりするのが間に合わない時もあります。Matrixは今後ライトアップをカスタマイズできるようにする予定だそうです(サイドタップにするか、操作中はライトアップさせておくなど)。これは早めにアップデートしてほしいです。※ついにアップデートされました!

それ以外にも様々なアップデートの噂を聞きました。デベロッパーバージョンやストップウォッチ機能など。最後のアップデートで主に満足していますが、新しい機能が増えると思うとワクワクします。やはり大手のスマートウォッチに比べてPowerWatch2は独特な感じがあります。

本当に充電はいらない?

私の場合はGPSとアップデートを数回行った後に充電しました。4か月間使って1回だけです。しかも8~10分程度サーマルチャージャーで充電しただけ。そしてこれは、色々とリセットしたり、GPSを長く試したためでした。恐らくもう少し運動して体温を上げたり、外にでて太陽に当たっていたらいらなかったと思います。やはり充電不要のスマートウォッチだと言っていいと思います!文字通り、多機能で充電不要なスマートウォッチはこの【MATRIX PowerWatch Series 2】だけですね!ヘビーユーザーやマラソンが大好きで毎日GPSを使う人には適していないと思いますが、一般ユーザーはデザインが気に入ればもうこれは買うしかありません。

やはり怪物だ

追加された機能

ちょうどレビューを書き終わった時にアップデートが入り、ストップウォッチとタイマーが追加されました。

ストップウォッチ

ストップウォッチは追加されて便利なのですが、現在は秒までしか計れませんでした。秒以下のミリ秒はまだ計ることができないので、これに関しては次のアップデート待ちですね。使い方はまだマニュアルに追加されていないのでここでは使い方に関しては触れませんが、意外と簡単でした。とにかくボタンを押してみるしかありません!みなさんも試してみてください!

タイマー

タイマーもとても便利ですね、ランニングやエクササイズ時に設定した時間が経過すると手首に振動で知らせてくれるというのはいいですね。画面を見ると、経過時間の下に設定した時間も出ているので、あれ?何分タイマーしたんだっけ?と忘れてしまったときに便利です。

タイマーを3分に設定

エクササイズをしながら、カップ麺を作ることにしました(健康的なんだか非健康的なんだかわかりませんが笑)。タイマーを3分に設定。

出来上がりました!

エクササイズ中にきちんと手首に振動で教えてくれました。 

〇月にアップデートされました!

またまたアップデートされました!

今回リリースされたファームウェアでは、アラームを始めとしてさらに多くの機能が追加されています。

『PowerWatch』がこれまで以上に快適に使えるようになっていますので、まだアップデートしていない方は要チェックですよ!


アラーム(通知音)

バイブと音の設定が可能になり、両方セットすることもできます。
オンオフどちらでも使用するなら、バイブのみの設定にしておくといいでしょう。

心拍数計測

計測機能自体は以前から搭載されていましたが、今回のアップデートにより任意のタイミングで心拍数計測が可能になりました。
測り方は心拍数の画面にして選択ボタンを長押しするだけ。
アクティビティ中だけでなく平静時の心拍数も計測することで、健康管理により役立てることができます。

バックライト設定

バックライトの点灯タイミングや点灯時間を、数種類からお好みで選べるようになっています。
点灯タイミングは2回タップ・回転(腕を手前に傾ける)・シェイク(揺らす)・通常(右下の戻るボタン長押し)の4種類。

点灯時間は2秒・5秒・10秒から選べます。
主に時間を見ることが目的なら5秒に、暗所や夜間に計測データを見る機会が多いなら10秒がよさそうです。

通知時間の設定

アラーム機能で設定した音とバイブが作動する時間を5秒・10秒・15秒から設定できます。
自分で設定しているとはいえ予定がずれることもあるので、サウンドを出すなら5秒と短めの設定に、バイブのみなら長めの設定でもよさそうです。

温度変化

腕と時計裏側の接地面温度と、ケース外側の温度を1分毎に計測し、1日の変化をアプリで確認できます。
リアルタイムで確認する場合はディスプレイでも可能です。

ちなみに左側の窓に接地面温度、右側の窓にケース外側の温度が表示されています。

ウォッチモード

バッテリー残量が少なくなったとき、歩数やカロリー、温度などをなくした時間のみのシンプルな表示にして節電することができます。
体温・太陽光充電どちらにも対応しているので、使うことはほとんどないかもしれません。

おやすみモード

就寝前にONにすると睡眠分析の効率が向上する上に、バッテリーの節電にも有効なモードです。
これまでは時計を外した状態を睡眠中と認識することがありましたが、おやすみモードを継続して使用することでアルゴリズムが適正化されて誤認識が少なくなります。

節電モード

いちいち充電モード(Power Generation)に切り替えるのが面倒くさい、バッテリーを少しでも長持ちさせたいという方は節電モードを上手に利用しましょう。
腕から外して一定の時間が経つと自動でディスプレイを消灯し、いわゆるスリープ状態になります。

すぐに使いたいときは右上の決定ボタンを3秒長押し、急がないなら腕に着用して数十秒すれば自動で画面が回復します。

AGPS採用でGPS検索速度が向上

GPS(全地球測位システム)は測位にそれなりの時間を要するものですので、あらかじめインターネットから衛星情報をダウンロードして立ち上げを高速化しようという考えから生まれたのがA(Assisted:補助)GPSです。

携帯電話などのデータ通信を利用しており、電波が届いているエリアであれば市街地では5~10mほど、建物内でも20mほどの誤差で現在地を確認できます。

アクティビティ機能の充実

アクティビティでランニングを選択中の時計表示が充実したほか、インターバルモードのカロリーカウントがより正確になりました。

これまでは歩数ベースでカロリー計算していましたが、今回のアップデートで全体的な動きや心拍数、体温の変化がメインファクターになっています。

短い時間で効率よくトレーニングできるHIITや、高い運動強度で話題のフィットネスプログラムCrossFitなど、インターバルが発生する時に最適です。

自分の持っているガジェットのアップデートはやはりワクワクしますね。今後も期待しています、Matrixさん!