プロジェクターは暗い部屋で使うイメージが強いかもしれません。ですが、最近は明るい部屋でも使えるプロジェクターが続々と登場しているんです!
今回の記事ではプロジェクター10台近くを使って検証しています。
電気のついた明るい部屋でプロジェクターを使っている様子を、写真と共にご紹介します。オススメのプロジェクターや実際の使い心地を知りたい方はぜひご覧ください。
【目次】
- 明るい部屋で使うプロジェクターの選び方のポイント
- 明るい部屋で使うならコレ!おすすめプロジェクター4選
- 明るい部屋でプロジェクターを見るメリット・デメリット
- 明るい部屋で使えるプロジェクターがおすすめな人・おすすめではない人
明るい部屋で使うプロジェクターの選び方のポイント
プロジェクター投影の明るさは必ず確認
昼間や電気を点けた部屋でプロジェクターを使う上で一番重要なのは「明るさ」!
ただし、スペック値を見ただけで判断するのはやめた方がいいです。明るさは「ルーメン」「ANSI ルーメン」「CVIA ルーメン」など様々な単位があり、測定方法や測定環境もメーカーによって異なります。
似たような数値でも実機を並べてみると全然違う、という事も多いです。
JMGO N1 | XGIMI Halo+ |
800 CVIA ルーメン | 900 ANSI ルーメン |
買う前に実際の口コミや使用写真などを見て、明るい部屋でも使えそうかどうか判断するのが失敗が少なくてオススメです。
LEDよりレーザープロジェクターがオススメ
LEDプロジェクターは光が拡散して散らばってしまいやすく、レーザープロジェクターはビーム状ににまとまった強力な光を照射できます。
LEDは照明など部屋全体を照らすのに向いていますが、プロジェクターの用途であればレーザーの方が向いています。
近年までレーザープロジェクターは非常に高額だったのですが、最近では市販で手に入りやすい価格帯のものも出てきました。レーザープロジェクターであれば、より明るい投影を楽しめる機種が多いです。
関連記事:日亜化学工業株式会社 LD事業本部 鈴木様にLED光源とレーザー光源の違いを聞いてみました
どんなジャンルの動画を見るかで予算が変わる
主にどんなジャンルをみるかどうかでもプロジェクター選びは変わってきます。
【①明るく鮮やかな動画の場合】
ニュース・バラエティー・アニメなど明るい色合いの動画は、電気を点けた部屋でも見やすいです。
上記の画像はミドルレンジ10万円台のレーザープロジェクターJMGO N1を使用しています。電気を点けた明るい部屋でも、はっきりと投影が見えます。
ただし、比較的安いLEDプロジェクターですと、電気を点けた部屋での厳しいです。色がくすんで見えづらくなってしまいました。
見やすさにこだわるのであれば、レザープロジェクターなど明るいプロジェクターの方がオススメです。よりハイスペックな機種の方が色合いもはっきり出ます。
【②暗く低コントラストな動画の場合】
暗い部屋や夜の場面が多く、くすんだ色合いの動画を見る場合はプロジェクターのスペックがかなり影響します。
上記の画像の場合、プロジェクターの明るさが足りないので、何が映っているのか分かりにくいです。
落ち着いた雰囲気の映画やドラマを明るい部屋でも観たい方は、ハイスペックな機種を選んだ方がストレスなく見れるでしょう。
関連記事:プロジェクターをテレビ代わりに使ってみた!意外な注意点とおすすめプロジェクターをご紹介
大画面投影したい時はハイエンドモデルを買おう
プロジェクターは100インチ以上投影できる機種も多いですが、大画面投影するとそのぶん光も分散しやすいです。
明るい部屋で使いたいのであれば、ある程度ハイスペックのプロジェクターを買った方が良いでしょう。
明るい部屋で使うならコレ!おすすめプロジェクター4選
ハイエンドモデルのレーザープロジェクター JMGO N1S Ultra 4K
JMGOから登場しているハイエンドモデルのレーザープロジェクター。電気を点けた部屋でも明るい投影を楽しめます。
3色レーザープロジェクターなので、LEDに比べて明るく色彩も豊かになっています。 解像度はもちろん4K。
関連記事:【レビュー】JMGO N1S Ultra 4Kを使ってみた!3色レーザー搭載のハイスペックプロジェクター
JMGO N1 Pro
ミドルレンジのレーザープロジェクター。フルHDの解像度で1500 CVIAルーメンの明るさです。
電気を点けた部屋で使ってみるとこんな感じです。投影がはっきり見えますね。
関連記事:【レビュー】JMGO N1 Proを使ってみた!コスパ良く明るいプロジェクターを探している方必見
JMGO N1S
リーズナブルにレーザープロジェクターを手に入れたいならJMGO N1Sがおすすめ。10万円台で手に入る3色レーザープロジェクターです。
バラエティー番組やニュース番組、アニメであれば電気を点けた部屋でも楽しめます。一方でコントラストの低い投影を電気を点けた部屋で見るのは難しい場合も。詳しくは下記のレビュー記事をご覧ください。
関連記事:【レビュー】JMGO N1Sを使ってみた!リーズナブルな3色レーザープロジェクター
XGIMI AURA
長焦点プロジェクターは1~3mほどの投影距離を確保する必要がありますが、インテリアの関係で難しい方もいるかと思います。XGIMI AURAは超短焦点プロジェクターなので壁に近い場所に設置できます。
明るい色合いの投影であれば、電気を点けた部屋でもしっかり見えます。一方で、コントラストの低い投影を電気を点けた部屋で見るのは難しいので、暗いテイストの映画やドラマを見る方は要注意です。
明るい部屋でプロジェクターを見るメリット・デメリット
メリット1:食事や作業をしながら動画を見れる
プロジェクターは暗い部屋で使うのが一般的。そのため、食事しながら動画を見たり、掃除や勉強など作業をしながら動画を見ることが出来ませんでした。
最近は手に入りやすい価格帯で明るいプロジェクターもあるので、テレビと似た感覚で使うことができます。
メリット2:時間帯やシチュエーションを選ばず使える
スペックの低いプロジェクターだと、夜や遮光カーテンを閉めた環境でしか使えません。スペックの高い、明るいプロジェクターなら昼間や部屋を気にせず使えます。
ただし、直射日光が当たる環境では、スペックの高いプロジェクターでも使えないことがあるのでレースのカーテンなどを使う必要があります。
デメリット1:明るい環境では、色合いや見やすさはテレビに劣る
明るい環境だと、プロジェクターの投影はどうしても色が白っぽくなってしまいます。正確な色合いや見やすさを求める人は、暗い部屋でプロジェクターを使うかテレビを購入した方がいいでしょう。
ただし、ある程度明るいプロジェクターであれば、小さな文字も読むことが出来るくらい明瞭ですし、何が映っているかは十分に分かります。もちろん、暗い部屋で使えばテレビに負けないくらいの忠実な色合いを出してくれるプロジェクターもありますよ。
デメリット2:明るい部屋で使えるプロジェクターは値が張る
プロジェクターは安い物では1~7万円程度で手に入ります。ただし、電気を点けた部屋でも使えるような明るいプロジェクターは、10万円を超える事がほとんど。人によっては予算オーバーになってしまうかもしれません。
ただし、ハイスペックなプロジェクターは100インチの大画面投影を出来ます。一般的な大型テレビよりも大画面でコスパ良く手に入ります。大画面で映画館気分を味わいたい人にとってはむしろお買い得かもしれません。
明るい部屋で使えるプロジェクターがおすすめな人・おすすめではない人
おすすめな人
- リビングで食事しながら動画を楽しみたい
- 一般的な大型テレビより大画面で動画を楽しみたい
- テレビ代わりに購入したい
おすすめではない人
- 色合いは正確なものでないと納得できない
- とにかく安いプロジェクターが欲しい