「隠れ肥満(スキニーファット)」という言葉をご存じでしょうか? ワークアウトや健康栄養学に興味のある人なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。今回はこの「隠れ肥満」についてお話したいと思います。
隠れ肥満とは?
隠れ肥満とは、一見すると普通の体重であったり、引き締まって見えたりする人が、実は脂肪率が高く、筋肉量が少ない状態のことを言います。
BMI(体格指数:ボディマス指数)だけに注目していると、健康的な範囲にいるはずなのに、実際には体脂肪率が高いということが起こり得ます。
BMIを計算するだけでは、スマート体組成計のように、骨量、脂肪量、筋肉量などを測定して詳しい体の状況を把握することができないのです。
隠れ肥満の原因
数多くのことが原因になると考えられています。
・筋肉量の不足
・タンパク質の摂取不足
・筋力トレーニングの不足
・長期間に及ぶカロリー不足
・ストレス
健康的な体脂肪率の目安
隠れ肥満であるかどうかを知る一番の方法は、体組成を把握し、自分の体に関するすべてのデータ(特に体脂肪)を分析することです。自身のデータと、推奨される体脂肪率の範囲を比較してみましょう。
・健康な男性の体脂肪率:8~19%
・健康な女性の体脂肪率:21~33%
体脂肪率がこの範囲を超えているにもかかわらず、体重は標準範囲内だという結果が出たら、隠れ肥満かもしれませんよ。
でも慌てる必要はありません。「3週間で痩せる15の秘訣」など都合のいい記事を検索するのはやめましょう。隠れ肥満というのは、お腹がちょっとぽっこりしていて……可愛いところもあるかも? 今後の記事では、隠れ肥満を解消するためのヒントをご紹介しますので、お楽しみに!
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