【実機レビュー】XGIMI HORIZONはコスパ抜群のホームプロジェクター

2021 08 05

ホームプロジェクターXGIMI HORIZON を実際に使ってみました。投影解像度や明るさ、台形補正などを徹底的に検証しています。

HORIZON Proとの投影比較やHaloとの明るさ比較など、他機種のプロジェクターとの比較も行っているのでどれを買おうか迷っている方も必見です。

【目次】

外観
実際の投影の様子
台形補正（キーストーン補正）
オートフォーカス
スピーカー
使いやすさ
価格
総評

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外観

シンプルなフォルム。高級感のある光沢感。気品のある佇まいは生活感を感じさせず、インテリアをワンランク上のものにしてくれそうです。

身長176cmの成人男性が持った時実際に持ってみるとこんな感じ。HORIZON は高さも幅も丁度いいサイズ感なので部屋の移動もラクチンです。

昼はリビング、夜は寝室といった部屋を変えての映画鑑賞もカンタンに出来てしまいます。

本体サイズ

（幅×奥行×高さ）

208.4 x 218.4 x 136.2mm

重さ

2.9kg

実際の投影の様子

HORIZON の実力を確かめるために壁いっぱいに投影してみました。約170インチ（幅3.7m、高さ2.1m程度の大きさ）の大画面です。

夕焼けの4K画像を入力してみました。まるで、実際に絶景を目の前にしていると錯覚するほどの大迫力。約170インチの大画面でも衰えることのない美麗な投影です。

オオカミの毛1本1本まで見えてしまいそうなほど繊細な表現力。大画面での投影は解像度の面で心配でしたが、それを払拭する高精細さでした。

文字などもつぶれずに、しっかりと見えます。

HORIZON Pro との投影比較

フルHDでも確かな実力を見せてくれたHORIZON ですが、4KのHORIZON Pro と比べてみるとどんな違いがあるのでしょうか？投影に関するスペック比較は次の通りです。

	HORIZON Pro	HORIZON
投影解像度	3840 x 2160 (4K)	1920 x 1080 (フルHD)
明るさ	2200ANSIルーメン	2200ANSIルーメン
X-VUE 2.0 画質システム	〇	〇
推奨投影サイズ	40インチ～300インチ以上	40インチ～300インチ以上
ゲームモード時の応答速度	40ms	30ms

実際に4K画像を入力したときの両機の投影を並べてみます。

パッと見ただけでは投影の違いはあまり感じません。HORIZON でも十分に満足できる方は多いと思います。

ただし長時間視聴していると違いが感じられます。HORIZON Pro の方が色彩表現が豊かでグラデーションも滑らかな印象でした。

さらに詳しい比較はこちらの記事でご紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

【実機レビュー】HORIZON とHORIZON Pro を比較

明るさ

電気をつけた部屋でのHORIZONの投影

HORIZONの明るさは2200ANSIルーメン。電気をつけた部屋でも細かな文字まで視認できます。

電気のつけた部屋で並べて投影
（左：Halo　右：HORIZON）

Halo と比べてみるとこんな感じ。明るい部屋ではHaloの投影は視認性が悪くなってしまいますが、HORIZON はくっきりと見ることが出来ます。

暗い部屋で並べて投影

暗い部屋での投影でもHORIZON の方が色鮮やかな投影です。

	Halo	HORIZON
明るさ	最高800ANSIルーメン	2200ANSIルーメン

投影距離・投影サイズ

壁から1m離した時の投影サイズ

HORIZON の投影サイズは40インチ～300インチ。最大投影サイズである300インチは172cmの身長をも優に超える圧倒的な大きさです。スクリーンさえ用意できれば、お家でも大画面を味わえます。

詳しい投影距離と投影サイズについては表をご覧ください。

	HORIZON
60インチ	1.58 m
80インチ	2.12 m
100インチ	2.65 m
300インチ	7.95 m

※投影距離はスペック値から計算で出しています。

ゲームモードの応答速度

ゲームを楽しめるように、HORIZONシリーズでは低遅延入力のゲームモードを用意しています。映画モードでも大きな遅延を感じず、プレイすることは出来ますがゲームモードの方がキャラを動かしやすかったです。

	HORIZON
ゲームモード時の応答速度	30ms

※ゲームモードはHDMI入力時にのみ対応

台形補正（キーストーン補正）

台形補正は縦方向、横方向ともに対応しています。設置場所に制限があっても柔軟に対応できそうです。

	HORIZON
台形補正（自動）	垂直 ±40° 水平 ±40°
台形補正（手動）	垂直 ±45° 水平 ±45°

さらにHORIZONには障害物回避や自動スクリーン補正など高度な補正機能が搭載されています。

障害物回避機能

投影時に障害物があれば、それを避けて投影します。画像では自動で障害物(柱)を回避した上で水平の台形補正を実行。
人が手動で時間をかけてやるような補正を、自動で高速にやってくれます。

自動スクリーン補正機能

参照元：YouTube - XGIMI新製品発表会2021スクリーンからずれて投影してしまっても自動で、スクリーンに合わせて投影します。

オートフォーカス

※オートフォーカスの動作だけを見れるように台形補正はオフにしています。

HORIZON は微細な動きで高速オートフォーカスを行います。そのため上の画像のように一気に投影距離を変えてもピントのずれを感じさせず、動画鑑賞の邪魔をしません。

スピーカー

	HORIZON
スピーカー出力	8W x 2
メーカー	Harman Kardon

リアルな音を味わえるスピーカーを内蔵。さらに「DTS Studio Sound」をオンにすることでサラウンドサウンドのように聴こえる工夫がなされていてます。

使いやすさ

起動のスピード

電源に繋いだままにしておけば、たった6秒程度で起動。テレビ感覚で気軽に使い始められます。

Android TV

両方ともOSはAndroid TVでホーム画面には様々なアプリやオススメ動画が並び、リモコンや音声入力で操作します。スマホと似たような使用感です。

Android TVとは、Google社が提供しているAndroidを搭載したスマートテレビ用のOSです。Google Playストアからは4,000を超えるアプリがダウンロードでき、数えきれないほどのゲームや動画アプリ、その他アプリが楽しめます。

YouTube、Hulu、dTV、Abema TVなどの動画アプリもダウンロード可能です。

Bluetoothリモコン

Bluetoothリモコンなので反応がよく、多少プロジェクターから方向を外していても操作できます。わざわざプロジェクターに近づく手間がかなり減るのでストレスフリーです。

価格

HORIZON の価格は129,800円です。さらに、ECサイトGlimpseに新規会員登録すると10%offクーポンを使ってお得に購入することが出来ます。

GlimpseでHORIZONを見る

※10%offクーポンは予告なく終了する可能性がございます。最新情報はHORIZON販売ページをご覧ください。

※価格情報は2021年8月時点のものとなります。最新情報は各商品ページをご覧ください。

総評

20万円近くするHORIZON Proは手が届かない、でもハイスペックなホームプロジェクターは欲しい。HORIZON はそんな方にオススメのプロジェクターです。

2200ANSIルーメンの明るさで昼でも投影する事ができ、最大300インチの大画面を味わえます。垂直・水平方向の台形補正に加えて、障害物回避や自動スクリーン補正など高度な補正機能も搭載。

HORIZONで約170インチ（幅3.7m、高さ2.1m程度の大きさ）の投影

ハイエンドモデルのHORIZON Proに解像度では劣るものの、大画面でも素晴らしい投影です。大半の方が満足できる仕上がりなのではないでしょうか。

そしてHORIZON Pro より約5万円安いお手頃価格。HORIZON はコスパ抜群のホームプロジェクターです。