「プログラミング教育どうしよう?」お母さん・お父さん必見!組み立てて、体験できる歩行型ロボット【Marty the Robot】

2020年度より小学校でも必修化され、ますます注目を浴びているプログラミング。一口に「プログラミング」と言われても「よく分からない…」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
プログラミングには様々な言語があり、またそれらを使った様々な職業があります。
プログラミングを学ぶことであなたの可能性はぐんと大きく広がります。

でもどんなことをしたらいいのか、そもそもどんなものなのか・・・聞いたことはあってもよくわからない!という方も少なくないのでは?

どんなものなのか、どんなことをするのか、そんな疑問を体験しながら解決できてしまうのが【Marty the Robot】です。
【Marty the Robot】をご紹介する前にプログラミングについてちょっとお話ししましょう。

プログラミングって何?

コンピュータは人が命令を与えることによって動作し ます。端的に言えば、この命令が「プログラム」であり、命令を与えること が「プログラミング」です。
出展:小学校プログラミング教育の手引(第三版)

このように、ゲームやアプリ、システムなどに動作や作業の指示を与えることがプログラミングで、例えばゲームでは「Aボタンを押すとパンチする」ということを独自の言語を使って指示、それによりみなさんがAボタンを押すとパンチをするようになるのです。こういった動作、作業ひとつひとつがすべてプログラミングによってできているのです。

プログラミングを使った職業

世の中にはプログラミングを使う職業がいくつもありますが、代表的なものをご紹介します。
■ソフトウェアの開発
■アプリの開発
■ゲームの開発
■ロボットの開発
■CGプログラマー
■データ分析

こうやって見てみると、プログラミングというのは今や私たちの生活とは切り離せない存在です。普段何気なく使っているサイトやアプリ、家電に至るまで様々なシステムや仕組みをプログラミングで理解することができます。Martyで遊びながら、世の中のことや将来のことを話してみてはいかがでしょうか。

プログラミング言語とは

プログラミング言語の種類は今や250種類以上あると言われています。HTML、PHP、Ruby、Java、Python、C言語など聞いた事があるものもあるのではないでしょうか。どの言語を学ぶかは何をしたいかによって変わりますが、まずは仕組みを学んでみたいという方や、言語はもうわかっているけれどロボットを動かす仕組みを知りたい、という方には【Marty the Robot】はぴったりです。

【Marty the Robot】ってどんなもの?

それでは、【Marty the Robot】を見てみましょう!


【Marty the Robot】はプラモデルのように自分で組み立てて、スマホ・パソコン・タブレットで動かすことができる歩行型ロボットです。プログラミングキットには車型が多いですが、Martyは二足歩行型のロボットなので、手足を使った動きや体全体を使った動きが可能で、車型とは異なる遊び方で学ぶことができます。推奨年齢は10歳からなので、お子様やお孫様と一緒に組み立てて遊びながら勉強することができます。

Martyを組み立ててみよう!

Martyはプラモデルのように一から自分で組み立てるので、大小様々なパーツが入っています。一見難しそうに見えますが、特別な道具や技術は必要ありません。

一緒に入っている組み立て方の説明書は英語ですが、日本語版はこちらのサイトからご覧いただけます。

自分で組み立てるから愛着も倍増です!さらに、図を見ながら組み立てていくので、図を読み解く、自分で考えるという勉強にもなりますね。

あなたのMartyはどんな顔にしましょうかそしてこちらが出来上がったMartyです。顔に貼るシールが入っていて、いくつかのバリエーションがあるので、自分だけのMartyが作れます!

【初級編】プログラミングの前に、アプリを使って動かしてみよう!

アプリ画面です。アプリの言語は英語ですが、セットアップ方法については日本語の説明ページがあります

スマホやタブレットにMartyの専用アプリをダウンロードして、組み立てたMartyとつなぐとMartyに指示を出して動かすことができます。

アプリを使ったMartyの操作は初級編なので、プログラミングは必要なく、ラジコンのような感覚でアプリ上のボタンを押すだけで動かすことができます。
小さなお子さんでも自分でボタンを押してMartyを動かすことができるので、自分が組み立てたロボットに「指示を出す→指示通りにロボットが動く」とういことを簡単に体感できます。

【中級編】パソコンで実際にプログラミングしながら動かしてみよう!

子どもや初心者向けに開発されたScratch(スクラッチ)というプログラミング言語を使って実際にプログラミングすることができます。Scratchは米国マサチューセッツ工科大学の研究所(MITメディアラボ)が開発した初心者・子ども向けのプログラミング言語で、シンプルで分かりやすい作りが特徴です。そのため、初めての人もブロックを組み上げながら、感覚的にプログラミングを体験することが可能です。

先にご説明した通り、プログラミング言語というのは250種類以上あり、言語によって指示に使う記号等が違います。例えばある言語はある指示に対して、”(”を二重で入れないといけないが、別の言語ではもう少し複雑だったり・・・Scratchはシンプルでわかりやすいつくりになっているので、基本的な考え方を学ぶにはピッタリです。

MartyをONにしてWi-Fiに繋ぎ、Scratchをパソコンで開きます。ScratchとMartyを繋げたら早速プログラミング開始です!

さて、実際にどんな風にプログラミングするのか、また組んだ指示がどのようにMartyを動かすのか見てみましょう。

【出した指示】Player1とPlayer2がキーボードの早押し対決をしてPlayer1が勝ったらMartyは4歩後ろにバックする。Player2が勝ったらMartyは前に4歩進む。また、引き分けだった場合はその場でダンスをする

正しく組んであるScratchこれを実際にScratchで組むとこうなります。そして、正しく組めたときのMartyの動きは次の映像のようになります。


それぞれの指示通りに動いているのがわかりますか?

さて、次は組み方を間違えてしまった場合はどうなるのかを見てみましょう。

組み方を間違えているScratch先ほどの画面と比べてどこが違うかわかりますか?
本来なら「Player2が勝ったときの指示→そうでなかったら→Player1が勝った時の指示→そうでなかったら→ひきわけの時の指示」としなくてはいけないのですが1つ目の「そうでなかったら」の部分がちゃんと組めていません。

この組み方だとMartyはどう動くのでしょうか?


Player2が勝った時にもダンスをしてしまっていますね。

このように、どう組んだらどう動くのか、自分の意図しない動きをした場合はどこを直せばいいのか、触りながら、実際に目で見ながら確認できるので身に付くのは座学より断然早いです。

【上級編】ももちろんあります!
Scratchで基礎を学んだら、PythonやJavascriptでもMartyをプログラミングすることができます。また、Raspberry PiやカメラをMartyに追加して、Marty自体を拡張することも可能です。

だから Marty!

プログラミングの基本的な仕組みを理解することができれば、後は自分の学びたい言語に応用することができるので、入門を学ぶというのはとても重要な部分。いきなり「さあ!プログラミングを学びましょう!」と言われても、数ある言語の中から何を選べばいいのかわからないし、いきなり言語を書くなんてハードルが高すぎますよね。

まずは楽しみながら、ロボットを動かし、プログラミング方法を学ぶことでそのハードルはぐっと下がり、興味の度合はぐっとあがります!
また、もう既に実際にWebやサーバーでのプログラミング経験はあるけど、ロボットなどを動かすプログラミングの経験がないという方にもわかりやすく仕組みを学んでいただくことができます。

だからMartyなのです!何事も基礎は大事ですよね。数学の方程式もただ暗記するだけでは忘れてしまうと解くことができませんが、仕組みや考え方を理解していれば、答えを導き出す手がかりになります。基礎や仕組みを理解すると、プログラミングも思っているほど難しいものではないのかもしれません。お子さんだけでなく、大人も一緒に新しい学びを拡げる機会になるといいですね。