プロジェクターを選ぶときに必ずチェックしておきたい「解像度」。
とはいっても、そもそも解像度って何?どんな解像度のプロジェクターがあって、自分はどれを選べば良いの?と悩んでしまっている人も多いでしょう。
今回はプロジェクター選びで欠かせない解像度について、使用する目的別に徹底解説します!
フルHDや4Kなど、知っているようで意外と知らない用語の説明もあります。プロジェクター選びが初めての人もぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。
【目次】
- プロジェクターの解像度とは?
- 画像で見る!解像度の違い
- プロジェクターを選ぶときの注意点
- 使用目的別!主な解像度と選び方
プロジェクターの解像度とは?
「解像度」とは、デジタル映像を構成する光の点(ピクセルやドットと呼ばれる)の数のこと。画素数といわれることもあります。
解像度は通常、「横に並んでいる光の点の数 × 縦に並んでいる光の点の数」で表されます。
例えば解像度が 640×480 の場合、光の点が横に640個・縦に480個並んでいるということです。
つまり、点の数が少ない=解像度が低いと粗い映像、点の数が多い=解像度が高いときめ細やかで見やすい映像ということになります。
フルHDや4K、アスペクト比って何?
映像を構成する光の点の数=解像度にはいくつもの規格があります。フルHD(フルハイビジョン)や4Kなどは、その規格の一つ。
さらに、解像度は横×縦の光の点の数で表記されますが、その横×縦の比率のことをアスペクト比や画面比率と言います。アスペクト比は「4:3」「16:10」「16:9」の3種類が代表的。
私たちの生活で最もなじみのある地デジテレビやDVD・ブルーレイ、YouTubeやPC画面などは16:9のアスペクト比が主流であり、フルHDや4Kの規格も16:9となっています(4:3のアスペクト比はアナログテレビやVHSなどで、16:10は一部のPC画面で主に採用されています)。
16:9のアスペクト比で作られている代表的な解像度の規格は以下の通り。
規格名 | 480p | HD | WXGA++ | フルHD | WQHD | 4K | 8K |
解像度(縦×横) | 854×480 | 1280×720 | 1600×900 | 1920×1080 | 2560×1440 | 3840×2160 | 7680×4320 |
写真で見る!プロジェクターの解像度の違い
解像度によって投影にどれだけ違いが出るのか、実際の投影で見ていきましょう。
解像度の違うプロジェクターの投影を並べてみました。解像度に大きな差が無い場合は、遠くから見る分には違いを感じにくいです。
近づいてみるとどうでしょうか。
近づいてみると、解像度の違いがよくわかります。解像度が高い場合は細かなところまで表現できていますが、解像度が落ちるとぼやけた印象になります。
【4Kがオススメな人】
- 有料の動画プランなどで、4K映像を選ぶことが多い
- 解像度はとにかくこだわりたい
- 視力が良く細かい所も気になる
- フルHDのプロジェクターを既に持っていて物足りなさを感じている
【フルHDがオススメな人】
- ドラマやバラエティー、アニメなど最初からフルHDで提供されている動画を見る事が大半
- なるべくコスパ良く高解像度のキレイな映像が楽しみたい
【HD以下の解像度がオススメな人】
- 解像度にあまりこだわりが無い
- とにかく安いプロジェクターが欲しい
プロジェクターを選ぶときの注意点
プロジェクターを選ぶ際には、投影する映像の解像度とアスペクト比に合わせて選ぶと良いです◎
解像度を合わせる理由は、投影する映像とプロジェクターのうち、どちらか低いほうの解像度で映し出されるからです。
アスペクト比に関しては、投影する映像とプロジェクターのアスペクト比が異なっていても、ほとんどの場合自動変換して映してくれますが、うまくいかないと映像が小さくなったり見切れてしまうといったトラブルが起こりうるからです。
昔のテレビの映像を今のテレビ(アスペクト比16:9)で見ると、両脇に余白が出ることってありますよね。これは昔のテレビが4:3のアスペクト比で作られていたからです。
これらを踏まえて次の項目では、プロジェクターの使用目的別のおすすめをご紹介します!
使用目的別!主な解像度と選び方
プロジェクターを使う上で必要な解像度や適しているアスペクト比は、プロジェクターを使用する目的やシーンによって選ぶのがポイント。
持ち運んで外出先で使いたい
さまざまなところに持ち運んで手軽に使えるモバイルプロジェクターは、小ささや軽さが優先されるため、解像度が低めの傾向があります。大きな画面で見るわけでなければ解像度にこだわらなくても満足しやすいです。ただ、上質な映像を追求するなら解像度はこだわった方がいいでしょう。
主なモバイルプロジェクターに採用されている解像度と価格帯をまとめました。
規格名 | 解像度 | アスペクト比 | 価格帯 |
480p | 854×480 | 16:9 | 1~5万円程 |
WVGA | 800×480 | 16:10 | 1~5万円程 |
HD | 1280×720 | 16:9 | 2~7万円程 |
フルHD | 1920×1080 | 16:9 | 5~10万円程 |
お家で映画やゲームを楽しみたい
ホームシアターとして、お家でも大画面で映画や動画、ゲームなどを楽しむことのできるホームプロジェクター。最近では高解像度の商品が増えています。
ご家庭では主にDVDやYouTubeなどの動画コンテンツを視聴する目的が多いため、アスペクト比が16:9の機種がほとんどです。また、映し出す映像は大きくても60~80インチ程なので、解像度はHDでも十分に対応可能ではありますが、動画コンテンツを楽しむのであればフルHD以上が理想的。
最近では4Kの有料動画配信サービスを利用する人も増えていますよね。そういった高画質の動画コンテンツをよく利用しているのであれば、4K以上を選びましょう。
※フルHDのプロジェクターの中には、4Kの映像を投影できる機種も多くあります。ただしその場合、解像度はフルHDに変換されます。
主なモバイルプロジェクターに採用されている解像度と価格帯は以下の通り。
規格名 | 解像度 | アスペクト比 | 価格帯 |
WXGA | 1280×800 | 16:10 | 5~100万円程 |
HD | 1280×720 | 16:9 | 2~7万円程 |
フルHD | 1920×1080 | 16:9 | 5~数十万円程 |
4K | 3840×2160 | 16:9 | 10~数十万円程 |
【ハイスぺ希望なら JMGO N1S Ultra 4K】
とにかく上質な映像を楽しみたいならJMGO N1S Ultra 4Kがオススメ!「3色レーザー」「4K」「3000ANSIルーメン」を兼ね備えた超ハイスペックなレーザープロジェクター。
一般的なプロジェクターだと、電気を点けた部屋ではほとんど見えづらいですよね。しかしJMGO N1S Ultraなら、明るさが非常に強いので電気を点けた明るい部屋でも、ここまではっきりとし映像が楽しめます。家族とリビングで食事をしながら映画鑑賞なんて最高◎
関連記事:【レビュー】JMGO N1S Ultra 4Kを使ってみた!3色レーザー搭載のハイスペックプロジェクター
下記のページでクーポン配布している事もあるのでチェックしてみてください。
【狭い部屋でも大画面を楽しみたいなら JMGO O1】
プロジェクターって広い部屋じゃない使えないと思ってあきらめていませんか?そんなお悩みは超短焦点プロジェクターですべて解決!
関連記事:【画像付き】プロジェクターに必要な距離は?狭い部屋でも失敗しない選び方
超短焦点プロジェクターのJMGO O1は、壁にペタッとつけて使えるので一人暮らしの狭い部屋や物が多い部屋でも大丈夫!見た目もコンパクトでスタイリッシュなので、どんな部屋においてもマッチしてくれます。
さらに、超短焦点プロジェクターは高額ものが多い中、JMGO O1は10万円台前半と、比較的手に取りやすい価格であることも嬉しいポイントですね。
関連記事:【レビュー】超短焦点でコンパクトなプロジェクター「JMGO O1」なら部屋が広くなくてもOK!
プレゼンなどビジネスシーンで使いたい
会社の会議室や大きな会場で使う場合もあるビジネスプロジェクターは、文字やグラフが見えれば十分ということもあり、解像度は比較的低めのものが多くなっています。また、さまざまな解像度のPCなどと接続する場合があるため、対応できる解像度の種類がなるべく多いものを選ぶと良いです。
最近はPC画面が16:10に移行しつつあるため、WXGAが一番普及しているスタンダードな解像度となっています。
主なビジネスプロジェクターに採用されている解像度と価格帯は以下の通り。
規格名 | 解像度 | アスペクト比 | 価格帯 |
SVGA | 800×600 | 4:3 | 3~7万円程 |
XGA | 1024×768 | 4:3 | 5~数十万円程 |
WXGA | 1280×800 | 16:10 | 5~100万円程 |
WUXGA | 1920×1200 | 16:10 | 10~数百万円程 |
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セッティング時間をかなり短縮できるので、すぐに打ち合わせを始められますよ。
さらに、電気をつけた明るい会議室なのでもハッキリと投影資料が見れるため、プロジェクターを使うたびに会議室の電気を消さずに済むので快適です。
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短焦点プロジェクターのため、小さな会議室でも大画面で投影することができます。